宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/11/ 1 10:32 更新 1117黒点群で2つのCクラスフレアが発生しました。太陽風は低速になっています。 担当 篠原 昨日、1117黒点群で2つのCクラス小規模フレアが発生しました。 31日12時(世界時31日3時)にC1.8、31日13時半(世界時31日4時半)にC5.7のふたつです。 どちらも短時間のタイプで、CME(太陽ガスの放出現象)は起きていないようです。 1117黒点群は、太陽の西の端に没して、地球からはほとんど見えなくなりました。 (掲載の可視光写真では、まだ写っています) それでも、現在はSTEREO Aheadを使ってさらに追い続けることができます。 地球への影響はありませんが、太陽活動の全体を知るためには興味深いデータです。 太陽の東端には、1120黒点群があります。 黒点の数が増えて、多少発達しているようです。 今後の変化に注意してください。 太陽風は、360km/秒と低速状態に変わっています。 400km/秒への高まりは、短い期間で終わりました。 一方、磁場強度は、昨日の昼より10nT近くに強まっています。 南北成分はほとんど北向きで、このため、磁気圏は静穏です。 AE指数は全く変化していません。 現在の磁場強度の強まりは、高速風と関連した変化ではないように思います。 それでも、南北成分が南向きに切り替わると、 強い南向きに変わるため、オーロラの活動を強めることになります。 また、SDO AIA193の太陽の中心付近に見える、小さなコロナホールの影響も、 明後日くらいに一時的にやって来る可能性があります。 その後は、10日程度の長い期間、低速の穏やかな太陽風が続きそうです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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