宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/11/ 4 11:03 更新 太陽の東端で、Cクラスのフレアが発生しています。太陽風は低速ですが、弱いオーロラ活動が発生しています。 担当 篠原 太陽の東端で、3つのCクラス小規模フレアが発生しました。 3日15時(世界時3日6時)に、C3.8、 3日21時(世界時3日12時)に、C4.9とC3.4です。 フレアを起こした活動領域は、まだ東端の向こう側にあったので、 本当のフレアの規模は、もう一回り大きかった可能性があります。 この様子を、SDOのAIA193の動画で紹介します。 フレアの後に発生したポストフレアループが美しく光り輝いています。 この活動領域は、そろそろ太陽のこちら側に顔を出します。 どの様な黒点があるのか、また、フレア活動はどうなるのかなど注目してください。 太陽風は、速度340km/秒から320km/秒と低速の状態で安定しています。 磁場強度は、5nT付近と平均的な強さです。 ただし、磁場の南北成分の傾向が、南寄りに切り替わっています(赤線がマイナス方向に偏っている)。 -2nTから-4nTほどの南向きが、変動しながら続いています。 このため、小規模のオーロラ活動が発生するようになり、 AE指数では、200〜400nTの変動が度々観測されています。 激しくはありませんが、北極の空を彩っていたのでしょう。 低速の太陽風は、この後も継続します。 27日周期の図では、前周期のグラフはずっと低速です。 今後も、磁場の南北成分の変化によって、 弱いオーロラ活動が発生したり(南寄りのとき)、ほとんど現れなくなったり(北寄りのとき)、 といった変化が見られるでしょう。 SDO AIA 193による、太陽の東端で発生したフレアとポストフレアループ。 (c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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