宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:03)
昨日、C5.0の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 4 --- ---
11/ 3 21:07 C5.0
14:50 C3.9
11/ 2 --- ---

黒点 11/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
1120 8 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:56 322 -1.6
-2 h 328 -1.5
-4 h 331 -2.6
-6 h 330 -1.8
-8 h 342 -3.6
-10 h 329 -0.0
-12 h 337 -1.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -20 -21/ 12
-2 h -20 -13/ 8
-4 h -21 -9/ 9
-6 h -21 -17/ 5
-8 h -18 -23/ 8
-10 h -18 -28/ 4
-12 h -20 -25/ 10

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^2
11/ 4 0.3 3x10^2
11/ 3 0.4 4x10^2
11/ 2 0.4 8x10^2
11/ 1 0.4 1x10^3
10/31 0.5 4x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙天気日報
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NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/10/30 07:57 太陽風は平均的な速度で安定し、磁気圏は静穏です。
2010/10/31 09:32 太陽風は平均的な速度に上がっています。太陽に1120黒点群が現われました。
2010/11/ 1 10:32 1117黒点群で2つのCクラスフレアが発生しました。太陽風は低速になっています。
2010/11/ 2 09:44 1117黒点群は最後にC1のフレアを起こしました。太陽風は300km/秒近くまで遅くなっています。
2010/11/ 3 07:38 330km/秒ほどの低速の太陽風が続いています。太陽も穏やかです。
最新のニュース

2010/11/ 4 11:03 更新
太陽の東端で、Cクラスのフレアが発生しています。太陽風は低速ですが、弱いオーロラ活動が発生しています。

担当 篠原

太陽の東端で、3つのCクラス小規模フレアが発生しました。
3日15時(世界時3日6時)に、C3.8、
3日21時(世界時3日12時)に、C4.9とC3.4です。

フレアを起こした活動領域は、まだ東端の向こう側にあったので、
本当のフレアの規模は、もう一回り大きかった可能性があります。

この様子を、SDOのAIA193の動画で紹介します。
フレアの後に発生したポストフレアループが美しく光り輝いています。

この活動領域は、そろそろ太陽のこちら側に顔を出します。
どの様な黒点があるのか、また、フレア活動はどうなるのかなど注目してください。


太陽風は、速度340km/秒から320km/秒と低速の状態で安定しています。
磁場強度は、5nT付近と平均的な強さです。

ただし、磁場の南北成分の傾向が、南寄りに切り替わっています(赤線がマイナス方向に偏っている)。
-2nTから-4nTほどの南向きが、変動しながら続いています。
このため、小規模のオーロラ活動が発生するようになり、
AE指数では、200〜400nTの変動が度々観測されています。
激しくはありませんが、北極の空を彩っていたのでしょう。


低速の太陽風は、この後も継続します。
27日周期の図では、前周期のグラフはずっと低速です。

今後も、磁場の南北成分の変化によって、
弱いオーロラ活動が発生したり(南寄りのとき)、ほとんど現れなくなったり(北寄りのとき)、
といった変化が見られるでしょう。



SDO AIA 193による、太陽の東端で発生したフレアとポストフレアループ。
(c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。