宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/11/ 5 11:49 更新 M1.6の中規模フレアが発生しました。発生箇所の1121黒点群は、太陽のこちら側に姿を現しました。 担当 篠原 今朝、5日9時(世界時6日0時)に、M1.6の中規模フレアが発生しました。 発生したのは、太陽の東端からこちら側に回ってきた1121黒点群です。 1121黒点群では、その1時間後にも C9.7とほぼ中規模に入る強さのフレアが発生しています。 1121黒点群は、可視光写真で見ると、今のところ小さな点がひとつ見える程度です。 しかし、こちら側に近づいてからずっと、活発に活動が観測されています。 引き続き注目してください。 また、3日のフレアに伴って発生したCME(太陽ガスの放出現象)の様子を、 SOHO LASCO C3カメラの動画で紹介します。 小規模フレアだったためか、それほど濃いガスは飛び出していないようです。 地球から見ると横方向への噴出なので、影響はありません。 太陽風は、速度が300km/秒を多少割るくらいにまで下がり、一段と低速になっています。 磁場強度も、3nT前後へと弱まっています。 とても穏やかな太陽風です。 磁気圏のオーロラ活動も、太陽風磁場の変動によって小規模の変化は記録されていますが、 基本的には静かな状態です。 穏やかな太陽風は、10日から2週間近く続くかもしれません。 今日掲載の27日周期の図でも、前周期はほどんど300km/秒台の低速風です。 最後の10月17日頃から400km/秒台に近づきますが、 この後、500km/秒台を超えるのは、さらに後の10月22日のデータからです。 SOHO LASCO C3による、昨日のCMEの噴出の様子。 (c) SOHO (ESA & NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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