宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/10/31 09:32 更新 太陽風は平均的な速度に上がっています。太陽に1120黒点群が現われました。 担当 篠原 昨夕、30日18時(世界時30日8時)頃より、太陽風の様子が少し変わり、 速度は300km/秒台中程から400km/秒へ、 磁場強度は3nTから5nTへ、それぞれ高まっています。 太陽風としては、どちらも平均的な値に回復した程度の変化です。 磁気圏は静穏で、AE指数はほとんど変化が見られません。 太陽風の小幅の変化は、 太陽コロナの南半球側に見えていた細長いコロナホールの影響が、 届いているのかもしれません。 もうしばらく注目する必要があります。 太陽風の速度は、コロナホールの影響がこれから来るのであれば、 もう一段高まる可能性があります。 一方、SDO AIA193の太陽コロナ写真を見ると、 今度は北半球側に小さくまとまったコロナホールが見えます。 3日後くらいに、こちらの影響も短期間やって来る可能性があります。 これらを除くと、当分の間、速度の遅い穏やかな太陽風が続くと思われます。 太陽では、1117黒点群が西の端に近づいています。 そして、そのちょうど反対側の東端から新しい黒点が現われました。 1120黒点群と番号が付いています。 昨日は、この2つの黒点群で、Bクラスの小さなフレアが発生しています。 全体的には、太陽の活動は穏やかです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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