宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/10/30 07:57 更新 太陽風は平均的な速度で安定し、磁気圏は静穏です。 担当 篠原 太陽風の速度は、420km/秒から380km/秒へやや下がりましたが、 平均的な速度で安定しています。 磁場強度は、3nTとやや弱い値を保っています。 磁気圏も静穏で、オーロラの活動度を示すAE指数は、 小さな変動が1回発生した程度です。 ACEのデータに戻ると、このAE指数の変動にやや先行して、 磁場の南北成分(ACEの赤線)が南向き(マイナス方向)になっています。 この影響で発生したのでしょう。 今日は、SDOの小さいAIA193写真を掲載しています。 ちょっと見にくいですが、南半球側のコロナホールは次第に西側に進行し、 もう1日ほどで地球への影響が始まる目安の位置に達しそうです。 それまでは、現在の穏やかな太陽風が続くと思われます。 放射線帯の高エネルギー電子は、2000ほどのレベルで安定しています。 太陽の可視光写真も、今日はSDOの小さい写真です。 1117黒点群は、特に変化は見られません。 X線グラフを見ると、1117黒点群はBクラスの小さな変化を度々起こしているようです。 昨日よりも頻度が少し上がっていますが、 さらに活動が高まるのかどうか注目してください。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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