宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/10/27 12:31 更新 太陽風の速度は550km/秒に下がり、後半に入っています。太陽活動は現在は穏やかです。 担当 篠原 高速太陽風はピークを過ぎたようです。 昨夜から太陽風の速度はゆっくりと下がり始め、今朝の段階で550km/秒となっています。 高速の状態は続いていますが、それほど高い速度ではなくなりました。 速度とともに、磁場強度も弱まっています。 昨日の4nTから、現在は3nTほどに下がっています。 磁気圏の活動は、小規模ながら続いています。 AE指数は最大で500nTほどの活動になっていますが、 オーロラ活動は数時間程度発生しています。 27日周期の図を見ると、前周期もそろそろ高速風は終わりに近づいています。 今周期も、このまま低速風に変わっていく可能性があります。 一方、SOHO EIT195を見ると、太陽の南半球側に淡いコロナホールが広がっています。 この領域の影響が2〜3日後くらいにやって来るかもしれません。 それが特になければ、低速の穏やかな太陽風がしばらく続くでしょう。 太陽では、1117黒点群が大きな姿を見せています。 このくらい大きいと、肉眼で直接見えるかもしれません。 減光に十分な注意が必要ですが、天気が良ければ挑戦してみてはいかがでしょうか。 黒点は大きいですが、活動度は下がっているようです。 X線のグラフは、全体の強度が次第に弱まり、 小さなフレアの変動も見られなくなっています。 黒点の活動は、一旦弱まって再び強まるということもよく見られます。 黒点群の規模は大きいので、引き続き注意する必要があるでしょう。 SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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