宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2010/10/24 12:32 更新 650km/秒の高速風が続き、活発なオーロラを起こしています。1117黒点群が大きくなっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日の午後に650km/秒へと更に上昇し、 かなり高い速度の太陽風となっています。 ACEのデータが一部欠けていますが、 今朝くらいから若干下がり、現在は620km/秒となっていますが、 高速の太陽風は依然続いています。 磁場強度も、まだ若干高めの状態を保っています。 昨日は一時10nT近くまで上がりましたが、現在は6nTほどです。 まだ弱まっていないことから、高速風領域の中盤の段階にあると思われます。 太陽風磁場の南北成分は、+5nTから-5nTの間を頻繁に南北に切り替わっています。 この変化を受けて、オーロラ活動もかなり活発に発生しました。 AE指数では、1200nTに達する大規模な変動も記録されています。 その前後も、500nTから1000nTの中規模の活動が頻繁に発生しています。 アラスカのライブカメラはあいにく曇りで、 オーロラの様子を直接見ることができませんでしたが、 晴れた地域ではきれいなオーロラを眺めることができたのではないでしょうか。 SOHO EIT195を見ると、太陽の中心付近を南北に伸びるコロナホールは、 太陽の西側に迫り出し、この領域の影響もそろそろ到来するタイミングです。 高速の太陽風は、更に数日間継続するのではないかと思います。 こうなると、次に注目されるのは放射線帯の高エネルギー電子の増加です。 今日のGOESのグラフでは、まだ増加は見られず、低いレベルを保っています。 今後、増加を始める可能性があるので、注意してください。 太陽では、北東(左上)の1117黒点群に小さな黒点が多数発生しています。 Bクラスの小さなフレアを起こしていますが、 今のところ活動度は特に高まってはいない様です。 こちらも、今後の変化に注目してください。 拡大した1117黒点群の詳細。SDO HMII の太陽可視光写真による. (c) SDO (NASA) SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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