宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2010/10/25 11:07 更新 600km/秒台の高速太陽風が続いています。オーロラも活発です。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日のニュースの後に再び上がって、650km/秒を超えました。 その状態をほぼ一日にわたって継続し、今朝になって600km/秒へ若干下がったところです。 依然、高い速度の太陽風が続いています。 磁場強度は、6nTからゆっくりと5nTを切りそうなところまで下がっています。 しかし、まだ弱まっと言うほどの状態にはなっておらず、 高速風はもうしばらく現在の高い速度を保つ可能性があります。 オーロラ活動も活発です。 AR指数は、500nTから1000nTの中規模活動が頻繁に観測されています。 今回の高速風を受けて、放射線帯の高エネルギー電子が大きく増加を始めました。 GOES11は、警戒レベルの10,000にほぼ達しています。 GOES12はまだですが、今後も増加は続きそうなので、 両衛星で10,000に達するだろうと思われます。 衛星の運用などでは注意が必要な状況です。 高速太陽風は、もう2〜3日程度続くのではないかと思います。 コロナホールの分布は、東西方向には狭かったので、 それ以上長く続くこともないのではないかと思います。 磁場強度が下がってくると、速度の低下も近くなります。 引き続き注目して下さい。 太陽は、中心やや左上の1117黒点群がBクラスの小さなフレアを頻繁に起こしています。 特に大きな活動はありませんが、Cクラスなどのフレアに発展する可能性はあります。 また、1117群の右手に、新しく1119黒点群が発生しています。 このところ太陽は、黒点の発生に関しては、なかなかにぎやかになっています。 SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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