宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:01)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/23 --- ---
10/22 --- ---
10/21 --- ---

黒点 10/23 (NOAA)
磁場 フレア
1113 2 α ---
1115 1 α ---
1117 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:56 595 +5.9
-2 h 499 -3.9
-4 h 519 -0.3
-6 h 535 -3.0
-8 h 443 +6.3
-10 h 447 +6.7
-12 h 398 +0.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -25 -22/ 7
-2 h -30 -22/ 11
-4 h -29 -26/ 9
-6 h -20 -21/ 4
-8 h -9 -20/ 7
-10 h -10 -16/ 6
-12 h -10 -22/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^1
10/23 0.7 2x10^2
10/22 0.3 1x10^2
10/21 0.5 1x10^2
10/20 0.4 1x10^2
10/19 0.4 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/10/18 11:16 1112黒点群でCクラスのフレアが発生しています。太陽風磁場南向きの影響で、オーロラが活発化しました。
2010/10/19 11:40 1112黒点群でCクラスの小規模フレアが発生しました。太陽風と磁気圏は穏やかです。
2010/10/20 15:38 1112黒点群の小さな活動が続いています。太陽風は平均的な状態です。
2010/10/21 11:05 太陽風は平均的な状態です。オーロラ活動は穏やかです。
2010/10/22 12:06 太陽風は平均的な状態で、磁気圏も穏やかです。太陽で爆発現象が3つ発生しています。
最新のニュース

2010/10/23 13:01 更新
太陽風の速度が600km/秒に上昇しています。SOHO衛星で彗星とCMEが観測されました。

担当 篠原

20日から21日にかけて、太陽に接近する小さな彗星の様子を、
SOHO衛星のLASCO C2、C3カメラが捉えていました。
動画に加工したので、ご覧ください。
彗星は、太陽に近づくにつれ、長い尾を伸ばしています。
接近後に彗星は姿を現さず、太陽の近くで蒸発した様です。

また、これに続いて、CME(太陽ガスの放出現象)が観測されました。
昨日の3つの爆発現象のうち、
初めに太陽の中心付近で発生したフィラメントの噴出によるものと思われます。
中心部で発生した割に、右斜め方向へ偏って飛び出しています。

4日後の26日前後に影響が地球へやって来るかもしれません。
高速風というより、強い磁場のかたまりが流れてきて、
活発な磁気圏活動を引き起こす可能性があります。

太陽の状態は、静穏です。
黒点群は、昨日同様に3つ見えています。
X線の強度に目立った変化はなく、活動度の低い黒点群です。


太陽風は、日付が今日に変わった頃から速度が上昇を始め、
今日の朝に500km/秒を超えて高速風となり、
現在は600km/秒まで上がっています。

これに先立って、磁場強度も10nT近くに強まり、現在も8nTと高まったままです。
高速風はもう一段上昇する可能性もあります。

SOHO EIT195で、太陽の中心付近に見えるコロナホールからの影響としては早すぎます。
西側に通過した領域の小さなコロナホールからの影響でしょうか。
原因がはっきりしないので、高速風の規模や継続期間など予測しにくい状況です。
このまま次のコロナホールの影響も始まりそうなので、
しばらく太陽風は乱れた状態が続くかもしれません。

磁気圏活動は、磁場の南北成分が北寄りに推移しているため、
速度は上がったものの、まだ目立った活動は起きていません。
今後、磁場の方向が南寄りになると、オーロラ活動など注意が必要になります。


放射線帯の高エネルギー電子も、現在は低い状態ですが、
高速風の影響を受けて、今後増加する可能性があります。
明日以降の変化に注意が必要でしょう。



SOHO LASCO C3、C2カメラで、太陽に近づく小さな彗星が見えました。
(c) SOHO (ESA & NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


SOHO LASCO C2、C3カメラによる、CMEの様子。
(c) SOHO (ESA & NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子
(c) SOHO (ESA & NASA)



SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。