宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/10/26 12:22 更新 1117黒点群が大きくなっています。600km/秒台の高速太陽風が続いています。 担当 篠原 1117黒点群がさらに大きくなっています。 昨日から今日にかけての発達の様子を、動画にして掲載します。 1117黒点群は、C2.3の小規模フレアを初めとして、 Bクラスの小さなフレアを多数起こしています。 規模の小さな現象ばかりですが、 黒点の発達に伴って、もう一段大きな活動につながるかもしれません。 今後も注目して下さい。 太陽風は、小幅ですが再び速度を高め、620km/秒と 現在も600km/秒台の高速風を続けています。 23日から、3日間にわたって継続しています。 磁場強度は、じわじわと下がって、4nTを割りつつあります。 高速風領域もいよいよ後半に入りそうです。 そうすると、今日、明日で600km/秒を割り、 以降、2日程度で高速風は終わりとなるかもしれません。 高速風は続いていますが、磁気圏のオーロラ活動は一足先に落ち着きつつあります。 磁場強度が下がってきたことが効いているようで、 磁場が南向きに振れても振幅が小さく、 地球へ大きな影響を及ぼさなくなっているようです。 今後、速度も下がり始めると、オーロラの活動は一段と穏やかになるでしょう。 放射線帯の高エネルギー電子は、GOES13も10,000のレベルにほぼ達しています。 しかし、GOES11の強度は昨日からほとんど変化がなく、 今回、警戒レベルには達しましたが、これ以上大きく変化することはないのかもしれません。 もうしばらく変化に注目してください。 1117黒点群の発達の様子。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース SDO衛星による、太陽の可視光写真。 (c) SDO (NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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