宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/10/21 11:05 更新 太陽風は平均的な状態です。オーロラ活動は穏やかです。 担当 篠原 昨日のニュース以降、フレアの活動は弱まっていて、 20日21時(世界時20日12時)に、C1.5の小規模フレアが起きた程度です。 フレア活動を起こしていた1112黒点群は、太陽の西側に隠れつつあります。 この後は、1112群は地球からは見えなくなるため、影響はなくなります。 太陽面に見える黒点としては、南に1115群、中央付近に1113群、東端に1117群と、 それぞれ大きな黒点がひとつ見えています。 これらの群に目立ったフレア活動はなく、太陽は穏やかな状態です。 太陽風は、昨日より今日の早朝までは440km/秒が継続していましたが、 今朝に入って400km/秒へ少し下がっています。 もうしばらく、このくらいの速度が続くのではないでしょうか。 太陽風磁場は、強度は5nTと普通の状態で、 南北成分は0nT付近からやや北寄りに推移しています。 このため、オーロラ活動は概ね弱く、 AE指数は変化の見られない時間帯が長くなっています。 SOHO EIT195を見ると、赤道付近に広がるコロナホールが太陽の中心線に達しています。 このため、3日後の24日くらいから高速風がやって来ると思われます。 このコロナホールは、前周期にはほとんど見られませんでした。 従って、今回は前周期の太陽風の変化(最高で550km/秒程度)よりも 大きな乱れがやって来る可能性があります。 SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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