宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:40)
今日、C2.5の小規模フレアが発生しました。
また、M3.0の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏内がやや活動的になっています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/19 01:18 C2.5
10/18 20:22 C1.3
02:30 C1.7
10/17 17:48 C1.7
03:56 M3.0

黒点 10/19 (NOAA)
磁場 フレア
1112 11 βγ M3
1113 5 β ---
1115 1 α ---
1116 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:36 377 -0.9
-2 h 380 -4.3
-4 h 392 +5.0
-6 h 363 -2.9
-8 h 369 -3.3
-10 h 364 -0.0
-12 h 348 +0.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -21 -33/ 18
-2 h -15 -25/ 6
-4 h -20 -17/ 15
-6 h -21 -12/ 10
-8 h -18 -16/ 5
-10 h -16 -20/ 3
-12 h -18 -20/ 3

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
10/19 0.3 4x10^2
10/18 0.5 2x10^2
10/17 0.4 6x10^1
10/16 0.5 5x10^2
10/15 0.5 9x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/10/14 11:11 太陽風は穏やかです。1113黒点群が出現しました。Live!オーロラの写真を紹介します。
2010/10/15 11:49 太陽の黒点が増えています。太陽風はとても遅い風で、オーロラ活動は低調です。
2010/10/16 11:14 低速の穏やかな太陽風が続いています。太陽も穏やかです。
2010/10/17 10:06 M2.9の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速です。
2010/10/18 11:16 1112黒点群でCクラスのフレアが発生しています。太陽風磁場南向きの影響で、オーロラが活発化しました。
最新のニュース

2010/10/19 11:40 更新
1112黒点群でCクラスの小規模フレアが発生しました。太陽風と磁気圏は穏やかです。

担当 篠原

1112黒点群で、C1.2とC2.5のフレアが発生しました
X線強度の変化としては、どちらも小規模のフレアでしたが、
SDO衛星の動画を見ると、広い1112黒点群をまたぐほどの雄大な現象だった様です。
SDO衛星のAIA 193とAIA304の動画を掲載します。

X線の変化が長時間型であることや、SDOの爆発の写真を見ていると、
CME(太陽ガスの放出現象)も発生していそうですが、
SOHOやSTEREOを見ると、今のところ目立った噴出は見られません。

フレアとしては、C1, 2と最低規模の現象なので、この程度のことなのかもしれません。

1012群の黒点は、細分化した状態を保っています。
活動も現状程度で、引き続き小規模フレアを起こすかもしれません。

また、太陽の東端から新しい活動領域が上がってきました。
しかし、白斑が見えるだけで黒点はないようです。


太陽風は、380km/秒とやや低速の風で安定しています。
伊庭強度も5nT付近で推移していて、穏やかです。

磁気圏も概ね静穏で、AE指数のグラフは300nTほどの変化が見える程度です。


現在の太陽風は、コロナホールの影響がいつ始まっても良い段階です。
SOHO EIT195では、コロナホールはだいぶ西側に進みました。
引き続き注目して下さい。

一方、次のコロナホールもSOHO EIT195に見えています。
太陽の中心から少し左側の薄暗い領域です。
もう1〜2日待つと、よりはっきりと姿を見ることができるでしょう。



SDO AIA 193によるフレアの様子
(c) NASA、動画加工 : 宇宙天気ニュース


SDO AIA 304によるフレアの様子
(c) NASA、動画加工 : 宇宙天気ニュース


SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子
(c) SOHO (ESA & NASA)



SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。