宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/10/19 11:40 更新 1112黒点群でCクラスの小規模フレアが発生しました。太陽風と磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 1112黒点群で、C1.2とC2.5のフレアが発生しました X線強度の変化としては、どちらも小規模のフレアでしたが、 SDO衛星の動画を見ると、広い1112黒点群をまたぐほどの雄大な現象だった様です。 SDO衛星のAIA 193とAIA304の動画を掲載します。 X線の変化が長時間型であることや、SDOの爆発の写真を見ていると、 CME(太陽ガスの放出現象)も発生していそうですが、 SOHOやSTEREOを見ると、今のところ目立った噴出は見られません。 フレアとしては、C1, 2と最低規模の現象なので、この程度のことなのかもしれません。 1012群の黒点は、細分化した状態を保っています。 活動も現状程度で、引き続き小規模フレアを起こすかもしれません。 また、太陽の東端から新しい活動領域が上がってきました。 しかし、白斑が見えるだけで黒点はないようです。 太陽風は、380km/秒とやや低速の風で安定しています。 伊庭強度も5nT付近で推移していて、穏やかです。 磁気圏も概ね静穏で、AE指数のグラフは300nTほどの変化が見える程度です。 現在の太陽風は、コロナホールの影響がいつ始まっても良い段階です。 SOHO EIT195では、コロナホールはだいぶ西側に進みました。 引き続き注目して下さい。 一方、次のコロナホールもSOHO EIT195に見えています。 太陽の中心から少し左側の薄暗い領域です。 もう1〜2日待つと、よりはっきりと姿を見ることができるでしょう。 SDO AIA 193によるフレアの様子 (c) NASA、動画加工 : 宇宙天気ニュース SDO AIA 304によるフレアの様子 (c) NASA、動画加工 : 宇宙天気ニュース SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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