宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2010/10/18 11:16 更新 1112黒点群でCクラスのフレアが発生しています。太陽風磁場南向きの影響で、オーロラが活発化しました。 担当 篠原 1112黒点群は、やや活動度を増して、 17日18時(世界時17日9時)にC1.7、18日2時半(世界時17日17時半)にC1.6と、 2つの小規模フレアを起こしました。 その他にも、Bクラスのフレアをいくつも起こしています。 規模は小さなものばかりですが、X線グラフは久しぶりににぎわっています。 1112黒点群は、黒点の数も増えていて、これまでの4点から右に向かって広がっています。 引き続き、Mクラスの中規模フレアの発生などに注意して下さい。 また、太陽の中央部北寄りに、小さく1116黒点群が発生しています。 太陽風は、昨日の午後に-5nTの南向き磁場が5時間にわたって継続しました。 速度は400km/秒と平均的な速さです。 この影響で、磁気圏のオーロラ活動が活発化し、 AE指数で400nTから800nTほどの中規模の変動が発生しました。 北極域ではきれいなオーロラを見られたのではないでしょうか。 これまで紹介していた南極の昭和基地は、とうとう暗くならなくなった様で、 10月14日を最後に更新を停止しています。 記念に、今シーズン最後の一枚を掲載します。 (明るく見えているのは太陽ではなく、月でしょう) 更新再開は、来年の2月頃と思われます。 太陽風の磁場は、その後も南寄りを続けていて、 磁気圏では小規模の活動が続いています。 SOHO EIT195では、細長いコロナホールの先頭が、 地球への影響開始位置に近づいています。 27日周期の図を見ると、前周期は、 今日くらいからコロナホールの影響の第一波が来ていたのですが、 今周期はどうなるでしょうか。 コロナホールが弱まっていることで、速度の変化は小さく、到来も遅れるかもしれません。 しばらく注目してください。 一方、太陽の東端からは次のコロナホールが顔を出しています。 もう2日ほどするとはっきりと見えるようになるでしょう。 STEREO Behindで見ると、こちらは、赤道付近に南北に大きく広がっていて、 地球への影響もしっかりとやって来そうです。 南極の昭和基地、全天カメラの写真。2010年最後の一枚か? (c) 国立極地研究所 SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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