宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:11)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏の最新データがありません。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/14 --- ---
10/13 --- ---
10/12 --- ---

黒点 10/14 (NOAA)
磁場 フレア
1112 3 β ---
1113 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:06 322 +1.1
-2 h 323 +0.3
-4 h 330 +0.2
-6 h 338 +0.5
-8 h 343 +0.8
-10 h 347 +0.2
-12 h 354 -0.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 8x10^2
10/14 0.4 1x10^3
10/13 0.4 9x10^2
10/12 0.3 3x10^1
10/11 0.4 3x10^1
10/10 0.4 3x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/10/ 9 09:05 太陽風は350km/秒と低速です。太陽も無黒点が続いています。
2010/10/10 13:57 太陽風は低速で、磁気圏も静穏です。
2010/10/11 14:48 太陽風は低速ですが、CMEの影響が来つつあるかもしれません。
2010/10/12 12:10 太陽風磁場の強い南向きにより、オーロラが激しくなり、小規模の磁気嵐も発生しました。
2010/10/13 13:06 太陽風は平均的な状態に戻りました。オーロラ活動は発生していますが、磁気嵐は終わりつつあります。
最新のニュース

2010/10/14 11:11 更新
太陽風は穏やかです。1113黒点群が出現しました。Live!オーロラの写真を紹介します。

担当 篠原

このニュースでもよく紹介しているLive! オーロラの古賀さんより、
10月9日にアラスカのライブカメラで撮影されたオーロラの写真をいただきました。
とても見事な写真なので、少し大きめのサイズで掲載します。
(元のファイルは更に一回り大きいのですが、ニュースに入らなくなってしまうので・・・)

Live! オーロラのライブ画像を追いかけていると、太陽風の乱れは小さめでも、
時間帯が良ければかなり華やかなオーロラを見ることができます。
撮影技術などの見えないところで、様々な工夫が重ねられているのだろうと思います。

掲載の写真は、日本時間の18時半、現地は午前1時半です。
ライブ観望は、日本時間の夕方をはさんで、午後から夜にかけてというのが狙い目のようです。
(リアルタイム画像に見とれていて、夕食に行きそびれるということを何度かしてしまいました)

これから来春まで、存分にお楽しみ下さい。


太陽では、東端に新しい黒点が顔を出しています。
1113黒点群と番号が付いています。
活動が多少発生していて、X線のグラフにBクラスの変動を起こしています。
現時点では、これ以上特に大きな活動につながることはなさそうです。


太陽風の速度は320km/秒へ下がっていき、低速状態になっています。
磁場強度も、5nTから2nTへと弱まり、
速度・磁場ともに太陽風は穏やかになっています。

このため、磁気圏活動も穏やかで、
AE指数には小さな変化がちらちら見られる程度です。


静かな太陽風は、しばらく続きそうです。
現在の太陽コロナには、目立ったコロナホールは見えていません。
SOHO EIT195の北半球の東端付近に、△の形をしたコロナホールが見えています。
この部分の影響は、まだ6〜7日程度先になります。
それまでは、多少の変動はあっても、基本的には静かな宇宙天気になりそうです。


放射線帯の高エネルギー電子は、昨日よりももう一段増加しましたが、
1000のレベルに達した程度です。
これ以上の増加はないでしょう。



アラスカで撮影された、10月9日のオーロラの様子。Live! オーロラより。
(c) Live! オーロラ


SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子
(c) SOHO (ESA & NASA)



SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。