宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/10/14 11:11 更新 太陽風は穏やかです。1113黒点群が出現しました。Live!オーロラの写真を紹介します。 担当 篠原 このニュースでもよく紹介しているLive! オーロラの古賀さんより、 10月9日にアラスカのライブカメラで撮影されたオーロラの写真をいただきました。 とても見事な写真なので、少し大きめのサイズで掲載します。 (元のファイルは更に一回り大きいのですが、ニュースに入らなくなってしまうので・・・) Live! オーロラのライブ画像を追いかけていると、太陽風の乱れは小さめでも、 時間帯が良ければかなり華やかなオーロラを見ることができます。 撮影技術などの見えないところで、様々な工夫が重ねられているのだろうと思います。 掲載の写真は、日本時間の18時半、現地は午前1時半です。 ライブ観望は、日本時間の夕方をはさんで、午後から夜にかけてというのが狙い目のようです。 (リアルタイム画像に見とれていて、夕食に行きそびれるということを何度かしてしまいました) これから来春まで、存分にお楽しみ下さい。 太陽では、東端に新しい黒点が顔を出しています。 1113黒点群と番号が付いています。 活動が多少発生していて、X線のグラフにBクラスの変動を起こしています。 現時点では、これ以上特に大きな活動につながることはなさそうです。 太陽風の速度は320km/秒へ下がっていき、低速状態になっています。 磁場強度も、5nTから2nTへと弱まり、 速度・磁場ともに太陽風は穏やかになっています。 このため、磁気圏活動も穏やかで、 AE指数には小さな変化がちらちら見られる程度です。 静かな太陽風は、しばらく続きそうです。 現在の太陽コロナには、目立ったコロナホールは見えていません。 SOHO EIT195の北半球の東端付近に、△の形をしたコロナホールが見えています。 この部分の影響は、まだ6〜7日程度先になります。 それまでは、多少の変動はあっても、基本的には静かな宇宙天気になりそうです。 放射線帯の高エネルギー電子は、昨日よりももう一段増加しましたが、 1000のレベルに達した程度です。 これ以上の増加はないでしょう。 アラスカで撮影された、10月9日のオーロラの様子。Live! オーロラより。 (c) Live! オーロラ SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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