宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:08)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏内がやや活動的になっています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/ 7 --- ---
10/ 6 --- ---
10/ 5 01:22 C2.4

黒点 10/ 7 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:55 321 -1.2
-2 h 320 +0.6
-4 h 346 -1.9
-6 h 337 -0.4
-8 h 337 +0.0
-10 h 342 -3.5
-12 h 330 -3.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:59 - -26/ 4
-2 h -19 -27/ 6
-4 h -18 -23/ 5
-6 h -20 -20/ 8
-8 h -23 -19/ 6
-10 h -24 -26/ 5
-12 h -22 -33/ 15

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^1
10/ 7 0.3 3x10^1
10/ 6 0.4 6x10^1
10/ 5 0.3 3x10^2
10/ 4 0.4 2x10^2
10/ 3 0.4 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙天気日報
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NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/10/ 2 11:26 穏やかな太陽風が続き、オーロラ活動は低調です。太陽も静かです。
2010/10/ 3 12:12 太陽風はとても遅くなり、オーロラ活動も静穏です。
2010/10/ 4 12:56 低速の太陽風が続いています。磁気圏も静穏です。
2010/10/ 5 11:36 とても遅い太陽風が続いています。コロナホールの弱い影響が来ているかもしれません。
2010/10/ 6 12:02 300km/秒台前半の低速風が続いています。磁場の影響で、オーロラがやや活発化しました。
最新のニュース

2010/10/ 7 13:08 更新
太陽風は低速ですが、南向き磁場によりオーロラが活発化しました。CMEが発生しています。

担当 篠原

昨日は、太陽風磁場が半日にわたって-5nTほどの南向きになりました。
太陽風の速度は320km/秒と低速だったのですが、
南向き磁場の影響で、やや活発なオーロラ活動が発生しました。

AE指数では、300nTから700nTに達する中小規模の変化が観測されています。

アラスカのライブカメラにとって、好適な時間帯だったため、
きれいなオーロラを楽しむことができました。


現在の太陽風は、速度は320km/秒と低速のままです。
磁場強度は、5nTと平均的なレベルですが、昨日よりはやや弱まっています。

磁場の南北成分は、0nT付近を変化しています。
このため、現在のオーロラ活動は静穏です。


昨日、太陽の北東部でフィラメントの噴出が発生した様です。
その影響でCME(太陽ガスの放出現象)が発生しています。
SOHOのLASCO C3と、STEREO AheadのCOR2による動画を掲載します。

SOHOでは、太陽の上半分を包むように淡いガスが広がっていますが、
STEREO Aheadでは、地球のある左側に向かって激しくガスが飛び出しています。
この様子から、CMEの影響は地球へやって来る可能性があります。

フレアではないため、速度はそれほど高くないだろうと思います。
4日後くらいと考えて、10月10日前後に太陽風に乱れが発生するかもしれません。
磁場の強まりがやって来ると、大きく南向きになって、
磁気嵐など活発な変化を発生させる可能性があります。


太陽は無黒点です。
X線の変化も特になく、太陽は穏やかです。



SOHO LASCO C3カメラ。右上に向かって、CMEのガスが広がっています。
(c) SOHO (ESA & NASA)


STEREO Aheadによる、CMEの噴出の様子。左が地球の方向。
(c) STEREO (NASA)


SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子
(c) SOHO (ESA & NASA)



SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SOHO (ESA & NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。