宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/10/ 2 11:26 更新 穏やかな太陽風が続き、オーロラ活動は低調です。太陽も静かです。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日のニュース以降、400km/秒から360km/秒ほどに下がり、 今朝に入って少し上がって380km/秒となっています。 やや遅めの状態が続いています。 磁場強度も、4nTから3nTとやや弱めで推移していて、 太陽風は全体的に穏やかです。 このため、磁気圏のオーロラ活動もとても静かです。 AE指数のグラフは、ほとんど変化していません。 これは、太陽風の速度が低めであるとともに、 磁場の南北成分(ACEの赤線)が、 0nTよりもプラス側(北向き)を保っているということが 効いていると思います。 今日辺りまでは、このまま穏やかに推移するでしょう。 明日以降は、弱いコロナホールの影響が、 太陽風の速度や磁場に現われる可能性があります。 前周期は、最高で500km/秒に上がった程度の変化でした。 今回も規模としては同じくらいでしょう。 太陽は、1109黒点群だけが目立って、 1110群、1111群はほとんど見えなくなっています。 フレア活動は、西端(右端)の1110群がB5の小さなフレアを起こした程度で、 全体的には穏やかです。 SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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