宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/10/ 6 12:02 更新 300km/秒台前半の低速風が続いています。磁場の影響で、オーロラがやや活発化しました。 担当 篠原 昨日のニュースで見られた、太陽風磁場の強まりは、 そのまま現在まで続き、6nTを保っています。 一方、速度は、300kmから330km/秒とわずかに上がった程度で、 コロナホールの影響は、速度に反映されるほどの規模にはなりませんでした。 その中で、昨日の午後より深夜にかけて太陽風磁場の南北成分が南寄りに傾向を変え、 その影響でAE指数300〜500nTの小規模のオーロラ活動が発生しています。 ちょうどアラスカのライブカメラの見ごろの時間帯で、 太陽風やAE指数のグラフで受ける印象以上に活発なオーロラを見ることができました。 日付が今日に変わった頃から、磁場は再び北向きに変わり、 それとともにオーロラもおとなしくなりました。 今後も、磁場の南北成分が急に南寄りに変わると、同様の活発な活動を期待できます。 27日周期の図によると、磁場の強まりはもう2日程度は続いてもよさそうです。 ライブカメラにも注目してください。 太陽は、1111黒点群も消えて、無黒点になっているようです。 1109群、1111群では、Bクラスの小さなフレアを度々起こしています。 しかし、1109群は太陽の向こう側へ、1111群は消えてしまいで、 穏やかな状態は続きそうです。 SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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