宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:00)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/ 1 --- ---
9/30 --- ---
9/29 07:02 C2.0

黒点  9/30 (NOAA)
磁場 フレア
1109 13 β ---
1110 7 β C2
1111 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:55 391 -0.7
-2 h 398 +0.9
-4 h 389 +0.4
-6 h 404 +0.8
-8 h 408 +0.4
-10 h 433 +1.5
-12 h 425 +2.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 -14 -/ -
-2 h -14 -/ -
-4 h -14 -/ -
-6 h -14 -/ -
-8 h -13 -/ -
-10 h -13 -/ -
-12 h -12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^2
10/ 1 0.4 2x10^2
9/30 0.4 2x10^2
9/29 0.3 3x10^2
9/28 0.4 5x10^2
9/27 0.4 6x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙天気日報
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NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 9/26 08:00 高速太陽風は、終わりに近付いています。
2010/ 9/27 09:11 やや高速の太陽風(460km/秒)が続いています。1109黒点群は小さなフレアを起こしています。
2010/ 9/28 10:08 400km/秒台後半のやや高速の太陽風が続いています。昭和基地のオーロラの動画を掲載します。
2010/ 9/29 10:49 Cクラスの小規模フレアが発生しています。太陽風は、500km/秒台の高速風です。
2010/ 9/30 10:24 フィラメントの噴出が発生しました。太陽風の速度は下がり、現在は440km/秒です。
最新のニュース

2010/10/ 1 09:00 更新
太陽風は平均的な速度に戻りました。太陽も概ね静穏です。

担当 篠原

太陽風の速度(ACEの黄色線)は、400km/秒まで下がり、平均的な速度に戻っています。
磁場強度は、4nT前後で、こちらも平均的なレベルです。
今日、明日と、このまま落ち着いた状態が続くと思われます。


磁気圏のオーロラ活動は、低調で、AE指数は全く変化していません。
これは、太陽風磁場の南北成分(ACEの赤線)が、
北寄りを保っている(プラスの方向)ためだと思われます。

太陽風磁場の方向は、磁気圏へのエネルギー流入のスイッチになっています。
磁場が南の方向(赤線がマイナスの方向)を向くと、
太陽風から磁気圏へエネルギーが効率的に流れ込むようになり、
オーロラなどの活動を強めます。

逆に北を向くと(赤線がプラス)、エネルギー流入のスイッチが切れて、
オーロラは今日のAE指数の図のように、静かになるのです。


今日はSDOのAIA193の太陽コロナ写真を掲載しています。
太陽の中心を南北方向に小さなコロナホールがいくつか並んでいます。
これらの影響が、明後日あたりから地球にやって来る可能性があります。

27日周期の図の前周期のグラフで、
9月6〜10日にかけて速度や磁場の小規模の変化が起きています。
これらの変動の回帰です。
今回の変化も規模は小さいと思われますが、
来週は、太陽風やオーロラの活動にいろいろと変化が見られるかもしれません。


太陽は、Bクラスの小さなフレアがいくつか発生しています。
SDOの動画などを見ていると、太陽の西側に進んだ1109黒点群や1110黒点群、
また、西の端に隠れていった活動領域などで小さな変化が起きているようです。

活動としてはそれほど強そうでもなく、
今後、Cクラスのフレアに発展するかどうかというところでしょう。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SOHO (ESA & NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。