宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 9/29 10:49 更新 Cクラスの小規模フレアが発生しています。太陽風は、500km/秒台の高速風です。 担当 篠原 SDO衛星の可視光写真より、26日から27日にかけての1109黒点群の変化を動画で紹介します。 ファイルサイズが30MBもあり、ダウンロードに時間がかかってしまうかもしれませんが、 どうぞご覧ください。 小さな黒点が形を変えながら移動していく様子や、 大きな黒点にくっつく変化など、とても詳しく見ることができます。 その1109黒点群は、黒点の数が更に減り、弱まっているようです。 それに対して、すぐ右側にある1110黒点群が活動度を上げています。 1110群は、昨夜から今朝にかけて、 C1.7、C2.0と二つの小規模フレアを起こしました。 黒点の数も増えています。 今のところ、黒点の規模が小さいため、大きなフレアに発展することはなさそうですが、 引き続きCクラス程度のフレアを起こす可能性があります。 太陽風は、昨日の夕方より500km/秒台に速度が上昇し、最高で550km/秒に達しています。 現在は530km/秒ほどで、高速状態です。 コロナホールの影響がやって来たのではないかと思われます。 27日周期の図より前周期の変化(9月2〜3日)と比較すると、 開始は1日程度早まり、速度は400km/秒台から500km/秒台へと一段高まっています。 南北に細長いというコロナホールの分布から、高速状態はそれほど長く続かないでしょう。 今日、明日くらいで落ち着くのではないかと思います。 太陽風磁場の南北成分は、ほとんどの時間帯は北寄りになっています。 その中で、一時的に南を向く変化が2回ほど発生していて、 その影響で、AE指数800nTと500nTの中規模のオーロラ活動が発生しています。 昨夜は、アラスカのライブカメラ(Live!オーロラ)でその一部始終を眺めていました。 北半球のオーロラの季節が始まって、これから楽しめそうです。 26日から27日の1109黒点群の変化。SDO衛星による。 (c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース SOHO衛星による太陽の可視光写真。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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