宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:08)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏内がやや活動的になっています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/28 --- ---
9/27 --- ---
9/26 --- ---

黒点  9/28 (NOAA)
磁場 フレア
1108 1 α ---
1109 20 β ---
1110 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:55 467 +2.7
-2 h 499 +2.8
-4 h 473 -2.4
-6 h 482 -2.1
-8 h 469 +1.8
-10 h 488 -3.4
-12 h 466 +2.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -13 -26/ 15
-2 h -18 -21/ 6
-4 h -17 -27/ 8
-6 h -13 -26/ 9
-8 h -15 -24/ 10
-10 h -11 -19/ 4
-12 h -12 -19/ 6

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^2
9/28 0.4 5x10^2
9/27 0.4 6x10^2
9/26 0.5 8x10^2
9/25 0.4 3x10^2
9/24 0.4 3x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
太陽黒点 (SOHO)
太陽可視光 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 9/23 14:00 低速の太陽風が続いています。高速風の到来は、かなり遅れています。
2010/ 9/24 11:00 太陽風の速度は、450km/秒とやや高速になっています。
2010/ 9/25 11:30 高速の太陽風がやって来ました。速度は630km/秒へ上昇しています。
2010/ 9/26 08:00 高速太陽風は、終わりに近付いています。
2010/ 9/27 09:11 やや高速の太陽風(460km/秒)が続いています。1109黒点群は小さなフレアを起こしています。
最新のニュース

2010/ 9/28 10:08 更新
400km/秒台後半のやや高速の太陽風が続いています。昭和基地のオーロラの動画を掲載します。

担当 篠原

太陽風の速度は、470km/秒前後とやや高速の状態を保っています。
昨日は、早い段階で速度は下がるのではないかと考えていたのですが、
高めの速度は続いています。

このまま、SOHO EIT195の南北に伸びていたコロナホールの影響とつながって、
2〜3日くらいやや高速の太陽風が続くかもしれません。
このところ、27日前の前周期の太陽風とはかなり様子が変わっていて、
予想も難しいところです(27日周期の図を参照)。


太陽風の磁場の南北成分は、概ね北向きで推移しています。
しかし、一時的に南寄りになった時間帯があり、
そこで、小規模のオーロラ活動が発生しています。
AE指数では、300〜500nTの変化が3回ほど観測されています。

その3番目の活動の様子を、南極の昭和基地の全天カメラによる動画で紹介します。
空全体を覆う、オーロラの光の舞です。
これらの写真では、オーロラの写り具合はそれほど明るくはありません。
オーロラの活動としては小規模だったためでしょう。


太陽では、1109黒点群が太陽の中心付近に達しています。
この黒点群の黒点数は、昨日よりも減少しています。

昨日お伝えしていなかったのですが、1109群のすぐ右に小さな黒点が見えます。
これは1110黒点群と番号が付けられています。

X線のグラフは、Bクラスの小さなフレアが1回観測されただけで、
1109黒点群の活動度は下がってしまったのかもしれません。
それでも小さな変動は続いているので、小規模フレアなどへの注意は必要でしょう。



南極の昭和基地で、全天カメラにより撮影されたオーロラ。
(c) 国立極地研究所


SOHO衛星による太陽の可視光写真。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子
(c) SOHO (ESA & NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。