宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 9/28 10:08 更新 400km/秒台後半のやや高速の太陽風が続いています。昭和基地のオーロラの動画を掲載します。 担当 篠原 太陽風の速度は、470km/秒前後とやや高速の状態を保っています。 昨日は、早い段階で速度は下がるのではないかと考えていたのですが、 高めの速度は続いています。 このまま、SOHO EIT195の南北に伸びていたコロナホールの影響とつながって、 2〜3日くらいやや高速の太陽風が続くかもしれません。 このところ、27日前の前周期の太陽風とはかなり様子が変わっていて、 予想も難しいところです(27日周期の図を参照)。 太陽風の磁場の南北成分は、概ね北向きで推移しています。 しかし、一時的に南寄りになった時間帯があり、 そこで、小規模のオーロラ活動が発生しています。 AE指数では、300〜500nTの変化が3回ほど観測されています。 その3番目の活動の様子を、南極の昭和基地の全天カメラによる動画で紹介します。 空全体を覆う、オーロラの光の舞です。 これらの写真では、オーロラの写り具合はそれほど明るくはありません。 オーロラの活動としては小規模だったためでしょう。 太陽では、1109黒点群が太陽の中心付近に達しています。 この黒点群の黒点数は、昨日よりも減少しています。 昨日お伝えしていなかったのですが、1109群のすぐ右に小さな黒点が見えます。 これは1110黒点群と番号が付けられています。 X線のグラフは、Bクラスの小さなフレアが1回観測されただけで、 1109黒点群の活動度は下がってしまったのかもしれません。 それでも小さな変動は続いているので、小規模フレアなどへの注意は必要でしょう。 南極の昭和基地で、全天カメラにより撮影されたオーロラ。 (c) 国立極地研究所 SOHO衛星による太陽の可視光写真。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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