宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2010/ 9/30 10:24 更新 フィラメントの噴出が発生しました。太陽風の速度は下がり、現在は440km/秒です。 担当 篠原 昨日の夕方、29日17時(世界時29日8時)頃に、 太陽の北東部(左上側)でフィラメントの噴出現象が発生しました。 SDO AIA304による動画を掲載します。 動画では、フィラメントは黒い筋の様に見えています。 太陽の上空に浮かぶ、コロナの中としては温度の低いプラズマの帯です。 これが、急激に上空へ向かって飛び出していく様子が見られます。 この噴出によって、CME(太陽ガスの放出現象)も発生しているのではないかと思うのですが、 STEREO Behindの画像では、はっきりとは分かりませんでした。 地球からは斜め方向でもあり、大きな影響はなさそうです。 太陽では、2つのCクラスフレアに続く活動は特になく、 1110黒点群のこれ以上の発達も見られませんでした。 一段落というところでしょうか。 そして、太陽の北半球の東端(左端)に、新しい黒点が出現しています。 1111黒点群と番号が付けられています。 この黒点番号は、10000を省略して下4桁のみ表記しています。 従って、この新しい黒点群の正確な番号は、11111黒点群です。 ちなみに、10000番の黒点が出現したのは、宇宙天気ニュースの始まる前、 2002年6月のことです。 例えば、こちらのページをご覧ください。 太陽風は、500km/秒台を割り、440km/秒と普通の速度に戻りつつあります。 コロナホールによる速度の高まり全体が、前周期よりも1日ほど早まっていた様です。 磁場の南北成分は、北寄りか、南を向いても振幅は小さく、 オーロラ活動は、AE指数で200〜300nTと小規模のものが発生した程度です。 この後の展開ですが、SOHO EIT195を見ると、 太陽の南半球側に小さなコロナホールがあります。 次は、ここからの影響が地球へやって来ると思われます。 27日周期の図で、9月6日から10日にかけて太陽風は小規模ですが高速風になっています。 この回帰です。 10月3日くらいに始まりそうです。 太陽の北東部で発生したフィラメントの噴出現象。SDO AIA304撮影。 (c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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