宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 9/17 10:47 更新 太陽風の速度は500km/秒近くまで高まっています。太陽では、C1フレアが発生しています。 担当 篠原 昨夜より太陽風の速度は上昇を始め、 現在の太陽風は、480km/秒と高速状態になっています。 その間、磁場強度も8nT前後とやや強まった状態を続けています。 太陽コロナの様子から、更に大きく速度が高まるということはないと思われますが、 500km/秒台には達する可能性があります。 磁場の南北成分は、基本的には北向きになっています。 そのため、磁気圏のオーロラ活動もほとんどの時間帯では静穏なのですが、 一時的に磁場が-5nTを超える南向きになり、中規模のオーロラ活動を発生させました。 AE指数では、一ヶ所だけ600nTに達する変化が起きています。 その頃の、南極の昭和基地の全天カメラの映像を紹介します。 AE指数が最も高まった頃の約40分間の動画です。 夜空を覆うように、華やかなオーロラの動きが発生しています。 画像の下寄りで明るく光っているのは、月です。 昨夜は上弦の半月でした。 SOHO EIT195では、コロナホールが次第に太陽の中心に近づいています。 この様子では、あと2日ほどで、コロナホールの先頭(右端)が中心線に達し、 更に3日後くらいに地球に高速風がやって来そうです。 すると、到来は22日頃になりそうです。 前周期と比較すると、2日程度遅くなる可能性があります。 引き続き、EIT195の様子に注目して下さい。 ちょうど今、太陽でC1.3の小規模フレアが発生しました。 GOESのX線データにちょうど現れたところです。 昨日より、太陽ではBクラスの小さな変動が頻繁に発生しています。 活動を起こしているのは、南半球の中央にある1106黒点群と、 同じく南半球の東端から顔を出した1108黒点群です。 C1フレアがどちらで発生したのかはまだ分かりませんが、 1108黒点群はより活発に活動している様なので、注目してください。 南極昭和基地で、全天カメラにより撮影されたオーロラ。 (c) 国立極地研究所 SDOによる太陽可視光写真。南半球の東端から、新しい黒点が出現しました。 (c) SDO (NASA) SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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