宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 9/11 12:56 更新 太陽風は平均的な速度に戻りました。太陽の東から新しい黒点が現われました。 担当 篠原 太陽風の速度(ACEの黄色線)は、1日程度高まった後に再び低下して、 400km/秒と平均的なレベルに戻っています。 磁場強度(白線)も、3〜4nTと落ち着いた値です。 磁場の南北成分(赤線)は、北を向き続けています(プラスに振れています)。 このため、磁気圏はとても静かで、AE指数は全く変化していません。 穏やかな太陽風は、1週間以上続きそうです。 27日周期の図では、 前周期のグラフの最後に、ようやく高速風が顔を出しました(上段の図の緑線)。 このまま回帰すると考えると、9月20日頃となりそうです。 再来週のことです。 太陽では、東の端から黒点が姿を現しました。 これは、先月姿を現していた1100黒点群が再びこちら側に回ってきたものです。 小さな活動を続けているようで、 X線のグラフを見るとBクラスの小さなフレアがいくつも発生しています。 黒点の規模はそれほど大きくない様です。 そのため、フレア活動も中小規模程度ではないかと思います。 こちら側に回ってきたことで、活動の全体像が見えるようになります。 しばらく注目してください。 SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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