宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (07:09)
太陽フレアは静かです。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/ 6 --- ---
9/ 5 --- ---
9/ 4 --- ---

黒点  9/ 5 (NOAA)
磁場 フレア
1101 1 α ---
1103 2 α ---
1105 20 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
06:56 334 -3.8
-2 h 326 -2.4
-4 h 324 +2.7
-6 h 317 -0.5
-8 h 310 -0.5
-10 h 320 -0.3
-12 h 331 -0.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
05:59 -16 -11/ 7
-2 h -13 -8/ 4
-4 h -14 -9/ 3
-6 h -15 -12/ 3
-8 h -15 -12/ 2
-10 h -16 -15/ 5
-12 h -16 -19/ 8

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^3
9/ 6 0.3 2x10^3
9/ 5 0.4 1x10^3
9/ 4 0.5 9x10^2
9/ 3 0.5 2x10^3
9/ 2 0.4 9x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
太陽黒点 (SOHO)
太陽可視光 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 9/ 1 09:29 低速の太陽風が続き、磁気圏もとても静かです。低速風はしばらく続くでしょう。
2010/ 9/ 2 10:52 低速の太陽風が続いています。太陽に新しい黒点群が出現しています。
2010/ 9/ 3 09:58 太陽面に黒点群が並んでいます。太陽風は平均的な速度に戻りました。
2010/ 9/ 4 13:21 太陽風の密度が小さくなっています。速度はやや遅めで、磁気圏は静穏です。
2010/ 9/ 5 12:52 太陽でCMEが発生しました。地球への影響はありません。太陽風は低速で、磁気圏も静かです。
最新のニュース

2010/ 9/ 6 07:09 更新
太陽風の磁場強度が強まり、これから速度がやや上がるかもしれません。8月の黒点をまとめます。

担当 篠原

SIDCより、8月の黒点数が発表されました。
これによると、月間の平均黒点数は19.6、黒点のない日は3日間でした。

8月も、黒点はほぼ毎日現われ、
月平均値は今回の活動周期としては最高値になっています。
確かに、この頃は黒点群が複数現われている日が多くなっている印象です。
NOAAのデータになりますが、1日ごとの黒点群の数を足し合わせてみると、
6月は39個、7月は45個、そして、8月は67個と、大きく増加しています。
SOHOの可視光写真を見ていてにぎやかに感じられるのは、数字としても確かな様です。


現在の太陽風は、プラズマの密度が回復し、
磁場強度は10nT、速度は360km/秒へとそれぞれ上昇しています。
コロナホールの影響が現われ始めているのかもしれません。
速度が大きく上がることはないと思いますが、どの程度まで変化するでしょうか。

磁気圏活動も、ここまでは非常に静かです。
現在、磁場強度が強まっていて、しかも南北成分は大きく南を向いています。
速度が遅いため、磁気圏への影響は小規模に留まるでしょうが、
オーロラ活動がある程度活発になる可能性があります。


27日周期の図によると、
これから太陽風の速度が高まれば、その影響は2日ほど続くと思われます
(前周期の8月10、11日の速度変化の回帰)。
コロナホールの影響を抜けると、再び太陽風の速度は遅くなり、
穏やかな状態がしばらく続きます。


太陽では、1105黒点群の活動がやや強まっています。
Bクラスの小さなフレアを頻繁に起こしているそうです。
X線のデータを見ると、最大でB5くらいの変化を起こしています。
更に強まって、Cクラスのフレアを起こすようになるかもしれません。
引き続き注目してください。



2006年7月以降の、月ごとの無黒点日数の変化。
(c) データ : SIDC、作図 : 宇宙天気ニュース


2006年7月以降の、黒点数の月平均値。
(c) データ : SIDC、作図 : 宇宙天気ニュース


SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子
(c) SOHO (ESA & NASA)



SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SOHO (ESA & NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。