宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2010/ 9/ 8 08:01 更新 太陽風の速度は、470km/秒とやや高速になりました。オーロラの活動も発生しています。 担当 篠原 やや遅ればせながら、太陽風にコロナホールの影響が現われました。 昨日の午後、7日15時(世界時7日6時)頃から速度が上昇を始め、 それまでの350km/秒から、4時間ほどかけて480km/秒へ変化しました。 やや高速というレベルです。 その後、500km/秒に達するかどうかという辺りで変化して、 現在は450km/秒と若干低下しています。 27日周期の図を見ると、1日程度遅れ気味に変化がやって来た感じです。 速度の上昇は、あまり長く続かないでしょう。 今日いっぱいか、明日には400km/秒付近へ下がると思います。 速度変化に前後して、太陽風の磁場強度も7nTほどにやや強まっています。 南北成分はゆっくりと変動していて、-5nTほどの南向きも度々発生しています。 このため、オーロラ活動もやや活発になっています。 AE指数では、600nTほどの中規模の活動と、300nT程度の小さな変動もいくつか見えています。 南極の昭和基地でもきれいなオーロラが観測されていて、 速度上昇の少し前の変動ですが、全天カメラの写真を掲載します。 オーロラの美しいカーテンが、波打ちながら夜空を通り過ぎていく瞬間です。 太陽風の変化が落ち着くと、その後は穏やかな風がしばらく続くでしょう。 太陽の1105黒点群は、Bクラスの小さなフレアを起こした程度です。 まもなく西の端に没します。 かなり見にくくなっていますが、黒点としての規模は小さくなっているようです。 この後、東側から新しい活動領域が回ってくるまで、 太陽の活動も静かでしょう。 南極の昭和基地で、全天カメラにより撮影されたオーロラ。 (c) 国立極地研究所 SDO AIA 193による太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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