宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:01)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/ 8 --- ---
9/ 7 --- ---
9/ 6 23:53 C2.5

黒点  9/ 7 (NOAA)
磁場 フレア
1105 14 β C3

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
07:55 442 -2.7
-2 h 446 -1.8
-4 h 459 -1.5
-6 h 488 -0.3
-8 h 480 +1.8
-10 h 474 -2.7
-12 h 483 +3.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:30 -22 -/ -
-2 h -20 -/ -
-4 h -18 -/ -
-6 h -19 -/ -
-8 h -20 -/ -
-10 h -19 -/ -
-12 h -19 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^2
9/ 8 0.3 7x10^2
9/ 7 0.5 6x10^2
9/ 6 0.4 2x10^3
9/ 5 0.4 1x10^3
9/ 4 0.5 9x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
太陽黒点 (SOHO)
太陽可視光 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 9/ 3 09:58 太陽面に黒点群が並んでいます。太陽風は平均的な速度に戻りました。
2010/ 9/ 4 13:21 太陽風の密度が小さくなっています。速度はやや遅めで、磁気圏は静穏です。
2010/ 9/ 5 12:52 太陽でCMEが発生しました。地球への影響はありません。太陽風は低速で、磁気圏も静かです。
2010/ 9/ 6 07:09 太陽風の磁場強度が強まり、これから速度がやや上がるかもしれません。8月の黒点をまとめます。
2010/ 9/ 7 07:31 C2.5の小規模フレアが発生しています。太陽風はやや低速です。
最新のニュース

2010/ 9/ 8 08:01 更新
太陽風の速度は、470km/秒とやや高速になりました。オーロラの活動も発生しています。

担当 篠原

やや遅ればせながら、太陽風にコロナホールの影響が現われました。
昨日の午後、7日15時(世界時7日6時)頃から速度が上昇を始め、
それまでの350km/秒から、4時間ほどかけて480km/秒へ変化しました。
やや高速というレベルです。

その後、500km/秒に達するかどうかという辺りで変化して、
現在は450km/秒と若干低下しています。

27日周期の図を見ると、1日程度遅れ気味に変化がやって来た感じです。
速度の上昇は、あまり長く続かないでしょう。
今日いっぱいか、明日には400km/秒付近へ下がると思います。


速度変化に前後して、太陽風の磁場強度も7nTほどにやや強まっています。
南北成分はゆっくりと変動していて、-5nTほどの南向きも度々発生しています。
このため、オーロラ活動もやや活発になっています。
AE指数では、600nTほどの中規模の活動と、300nT程度の小さな変動もいくつか見えています。

南極の昭和基地でもきれいなオーロラが観測されていて、
速度上昇の少し前の変動ですが、全天カメラの写真を掲載します。
オーロラの美しいカーテンが、波打ちながら夜空を通り過ぎていく瞬間です。


太陽風の変化が落ち着くと、その後は穏やかな風がしばらく続くでしょう。


太陽の1105黒点群は、Bクラスの小さなフレアを起こした程度です。
まもなく西の端に没します。
かなり見にくくなっていますが、黒点としての規模は小さくなっているようです。

この後、東側から新しい活動領域が回ってくるまで、
太陽の活動も静かでしょう。



南極の昭和基地で、全天カメラにより撮影されたオーロラ。
(c) 国立極地研究所


SDO AIA 193による太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)


SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SOHO (ESA & NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。