宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 9/ 4 13:21 更新 太陽風の密度が小さくなっています。速度はやや遅めで、磁気圏は静穏です。 担当 篠原 太陽風の密度が、再びたいへん低くなっています。 昨日のニュースのすぐ後から大きく減ったようで、 今日の図では、橙色の線はぴたっと下の端にくっついています。 太陽風の速度も、440km/秒から380km/秒に下がり、 磁場強度も、5nTから2nTへ下がっています。 穏やかな太陽風です。 磁気圏も静かです。 AE指数は、ほとんど変化していません。 グラフ自体は、ずっと太い帯になっていますが、 これは、どこかの観測点のデータエラーのためです。 SOHO EIT195を見ると、細いコロナホールは西半球側へ更に移動しています。 明日くらいから、太陽風の速度に上昇が見られるかもしれません。 大きな変化ではありませんが、現在、低速気味になっているので、 変化としては分かりやすくなるかもしれません。 2〜3日ほど高まって、その後は再び穏やかな太陽風に戻るでしょう。 太陽では、中心からやや右上に見える1105黒点群で、 昨夜、B2.8の小さなフレアが発生しました。 また、ちょうど今も、B2.5ほどの変化が発生しています (こちらは1105群かどうかはまだ分かりません)。 黒点も少し大きくなっているようで、この後どうなるでしょうか。 SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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