宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 8/30 12:20 更新 太陽風は、平均的な速度に戻りつつあります。太陽も穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度はどんどん下がり、今朝には450km/秒となりました。 そろそろ430km/秒まで下がりそうです。 細長いコロナホールの影響は特に見られないようです。 前周期と比べると、足早の速度低下でした。 また、ACEの観測によると、太陽風のプラズマの密度がとても少なくなっています。 今日のグラフでは、密度の線(橙色線)が下の枠にくっついています。 測定の限界を越えて下がっているようです。 地球の磁気圏も静穏です。 AE指数は、全く変化していません。 SOHO EIT195を見ると、現在の太陽には目立ったコロナホールはなく、 この後の太陽風は、1週間以上にわたって、穏やかな状態が続きそうです。 27日周期の図では、前周期の8月3〜5日に高速の太陽風が現れています。 これは、CMEによる突発性の現象で、回帰はありません。 今日、明日は穏やかに過ぎていくでしょう。 放射線帯の高エネルギー電子は、今日はぎりぎりで10,000に達したくらいで、 明日は警戒レベルを割りそうです。 この後も、ゆっくりと減少が続きます。 太陽では、昨日新しく見えていた黒点群に、1102群という番号が付けられています。 黒点の数も増え、成長しています。 しかし、特に活動はしていないようで、X線のグラフは静かです。 SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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