宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:32)
太陽フレアは静かです。
太陽風南向き磁場が大きくなっています。
磁気圏の最新データがありません。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/24 --- ---
8/23 --- ---
8/22 --- ---

黒点  8/24 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:26 404 -7.2
-2 h 394 -8.1
-4 h 362 -0.7
-6 h 339 +3.4
-8 h 327 +0.4
-10 h 313 +4.2
-12 h 288 +0.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^2
8/24 0.3 7x10^2
8/23 0.4 4x10^2
8/22 0.5 5x10^2
8/21 0.4 8x10^2
8/20 0.4 8x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
太陽黒点 (SOHO)
太陽可視光 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 8/19 10:14 西に沈んだ1099黒点群で、C4.5のフレアが発生しました。太陽風は低速風です。
2010/ 8/20 09:58 太陽は穏やかです。太陽風の速度は320km/秒まで下がっています。
2010/ 8/21 09:03 太陽風の速度は300km/秒まで低下し、磁気圏もとても静穏です。
2010/ 8/22 11:10 太陽風の速度は、290km/sまで下がっています。とても穏やかです。
2010/ 8/23 11:04 太陽風は低速の風が続いています。これから高速風がやって来ます。
最新のニュース

2010/ 8/24 10:32 更新
高速太陽風が近づいています。太陽風の磁場強度が強まり、オーロラが活発化しそうです。

担当 篠原

いよいよ、高速太陽風の到来が近づいている様です。

ACEのグラフを見ると、今朝より太陽風の磁場強度が大きく強まり、
10〜20nTの間で変化をしています。
プラズマの密度も数十個/cm^3のレベルに上がっています。

太陽風の速度は、昨夜からゆっくりと上昇していますが、
まだ、400km/秒と平均的な速度に戻った程度です。
しかし、この後500km/秒を超えて、高速太陽風に変わると思われます。


太陽風磁場の南北成分は、今朝までは、北向きに推移していました。
しかし、その後南向きに傾向が変わり、
現在、-10nTに達するほどの強い南向きに振れています。

速度が上昇し始めていることもあり、
これから活発なオーロラ活動の発生が予想されます。
AE指数では、その兆しかもしれません。300nTほどの変動が立ち上がっています。
日本時間では夕方以降になりますが、
アラスカのライブカメラなどに注目したいところです。


27日周期の図によると、高速風の始まりは前周期よりも遅れています。
しかし、昨日の太陽コロナ写真にあったように、
2日後には、コロナホールの最も広い部分からの影響が届いていると思われます。
すると、これから一気に速度が上昇するのかもしれません。
磁場強度の強まりがだいぶ大きくなっていることからも、この後の変化に注目してください。

また、太陽風磁場の南向きの強まりと、速度の上昇が重なれば、
磁気嵐が強まることも考えられます。


一方、太陽は、無黒点の状態が続いています。
X線のグラフも、低いレベルで平坦になっています。
こちらは、静かな状態が続くと思われます。



SDO AIA 193による太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)


SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SOHO (ESA & NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。