宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:04)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/23 --- ---
8/22 --- ---
8/21 --- ---

黒点  8/23 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:55 282 +3.7
-2 h 273 -0.6
-4 h 272 +2.0
-6 h 273 +1.3
-8 h 267 +3.3
-10 h 280 +2.0
-12 h 278 +2.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
02:29 - -22/ 3
-2 h - -25/ 3
-4 h - -23/ 4
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h 0 -/ -
-12 h -1 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^2
8/23 0.4 4x10^2
8/22 0.5 5x10^2
8/21 0.4 8x10^2
8/20 0.4 8x10^2
8/19 2.8 8x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
太陽黒点 (SOHO)
太陽可視光 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 8/18 11:06 380km/秒の穏やかな太陽風が続いています。1099黒点群は西に没しました。
2010/ 8/19 10:14 西に沈んだ1099黒点群で、C4.5のフレアが発生しました。太陽風は低速風です。
2010/ 8/20 09:58 太陽は穏やかです。太陽風の速度は320km/秒まで下がっています。
2010/ 8/21 09:03 太陽風の速度は300km/秒まで低下し、磁気圏もとても静穏です。
2010/ 8/22 11:10 太陽風の速度は、290km/sまで下がっています。とても穏やかです。
最新のニュース

2010/ 8/23 11:04 更新
太陽風は低速の風が続いています。これから高速風がやって来ます。

担当 篠原

今日は、アメリカの新しい太陽観測衛星SDOによるコロナの写真を掲載します。
北半球に大きく、コロナホールの暗い穴が広がっています。
ちょうど太陽の中心線上にあり、
今、地球に向かって速度の高い太陽風が吹き出しているところです。

その風は、およそ3日で地球までやって来るので、
26日ごろには、かなり速度の高い太陽風が地球に吹きつけていることでしょう。


その太陽風は、現在は速度280km/秒とかなり遅い状態です。
27日周期の図では、グラフの下にはみ出しています。
この図で前周期(7月27日)を見ると、この頃から速度の上昇が始まっています。
すると、今日辺りから高速風の始まりがやって来るかもしれません。

ACEの図を見ると、まだ目立った気配はありませんが、
磁場強度がほんの少し、4nTから6nTほどに高まっています。
この変化が高速風の兆しの兆しかもしれません。
この後、更に磁場が強まるようだと、高速風の到来も近いでしょう。

いずれにせよ、太陽コロナの写真にあるように、3日後には強い風が吹いているはずです。
前周期は、最高速度が700km/秒に達し、500km/秒以上の高速風は6日間続きました。
今回も同程度の高速風がやってきそうです。
今後の変化に注目してください。


現在は、太陽風が低速のため、磁気圏も非常に静穏です。
AE指数は全く変化していません。


太陽も静かです。
黒点は無く、コロナの写真を見ても、強く光っている領域は見られません。
STEREO Behindで先回りをしても、
太陽の左側(これから地球側に回ってくる側)には、目立った活動領域はなく、
太陽は静かな状態が続きそうです。



SDO AIA 193による太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)


SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SOHO (ESA & NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。