宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 8/21 09:03 更新 太陽風の速度は300km/秒まで低下し、磁気圏もとても静穏です。 担当 篠原 太陽風の速度は、もう一段低下して、300km/秒となっています。 一時的に290km/秒まで下がったりもして、かなり低速の状態です。 磁場強度も、2〜3nT付近を変化していて、弱まったままです。 とても穏やかな太陽風が続いています。 27日周期の図で、前周期の太陽風の速度を見ると、 今日に相当する7月25日から、400km/秒台中盤まで速度が上がっています。 今回はどうなるでしょうか。 雰囲気としては、もうしばらく低速の風が続きそうに見えます。 磁気圏も静穏です。 AE指数はほとんど変化していません。 前周期通りであれば、23日頃からコロナホールによる高速太陽風がやって来ます。 (コロナホールの様子から、少し遅れるかもしれません) 高速風の立ち上がりは、磁場強度も強まって、 オーロラ活動が強まりやすい条件になっています。 太陽風の磁場がどれだけ南を向くかによって、オーロラの活動度は変化しますが、 昭和基地のライブカメラや、そろそろアラスカのライブカメラにも注目したいところです。 太陽は、1099黒点群が向こう側へ回って、 X線のグラフはすっかり静かになりました。 1100群も黒点はほとんど見えず、太陽は無黒点に近い状態です。 GOES-14のX線カメラによる太陽コロナ。 (c) NOAA/SWPC SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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