宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 8/20 09:58 更新 太陽は穏やかです。太陽風の速度は320km/秒まで下がっています。 担当 篠原 活動的だった1099黒点群が西に没していき、太陽は静かになっています。 X線のグラフは変化が見られなくなり、全体の強度も下がっています。 可視光写真では、西側の1098黒点群、東側の1100黒点群、 どちらも黒点が見えなくなっています。 2カ月ぶりに無黒点の日となるかもしれません。 ただし、STEREO Aheadによると(動画)、 1099黒点群は太陽の向こう側で、現在も活動的な状態を続けています。 この様に、幅広く太陽を監視できるようになったことは、本当に素晴らしいです。 太陽風は、更に速度が下がり、320km/秒とだいぶ遅い風になっています。 磁場強度も、3nTと弱めの状態です。 太陽風磁場が南寄りになっていたため、 小さなオーロラ活動がAE指数に記録されていますが、 太陽風の速度がこれだけ遅く、磁場も弱めなので、オーロラ活動も小さな変化です。 このまま、22日頃までは穏やかに過ぎていくでしょう。 そして、27日周期の図によると、23日頃から高速風が始まりそうです。 発生源のコロナホールは、SOHO EIT195によると、 次第に太陽の中心へ進み、先頭は中心線に達しつつあります。 と言っても、先頭はずいぶん細く、 高速風の始まりは前周期よりも少し遅れるかもしれません。 SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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