宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 8/17 10:12 更新 1099黒点群の活動は続いていますが、そろそろ西に没します。太陽風は穏やかです。 担当 篠原 1099黒点群の小さな活動が続いています。 この1日では、17日1時半(世界時16日16時半)のC1.4の小規模フレアを最大として、 Bクラスの小さな変動がX線データに記録されています。 しかし、1099黒点群そのものは、太陽の西端に没しつつあります。 もうすぐ地球からは見えなくなります。 太陽の活動も一段落となりそうです。 これと入れ替わるように、南半球の東端から小さな黒点が上がってきました。 1100黒点群と番号が付けられています。 この黒点の周囲には、白斑も見えます。 また、1099群の左隣りにも、新しい黒点が現われました。 こちらは、昨日から今日にかけて発生していますので、 更に発達するか注目してください。 太陽風は、速度380km/秒、磁場強度6〜4nTと、平均的な状態が続いています。 ただし、太陽風の磁場の南北成分が、半日にわたって-4nTほどの南向きになっています。 この影響で、AE指数も半日にわたって300nTほどの太い線になっています。 この場合、爆発的な現象であるオーロラ活動が強まったというよりも、 磁気圏内部の対流現象が強まっていたと考えられます。 SOHO EIT195では、北半球側の東端からコロナホールの先頭が姿を現しています。 STEREO Behindで先回りをすると良く分かりますが、 この向こうには大きなコロナホールが広がっています。 27日周期の図で、前周期の7月27日以降に高速太陽風をもたらしたコロナホールです。 今回も、8月23日頃から高速風の回帰が予想されます。 それまでは、穏やかな太陽風が続くでしょう。 ただし、この後から、14日に発生したCMEの影響がやって来るかもしれません。 あまり大きな変化にはならないと思われます。 STEREO Behind EUVI195による太陽コロナ。SOHOの東端の向こう側に、大きなコロナホールが広がっています。 (c) NASA SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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