宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 8/15 14:23 更新 1099黒点群でC4.4の小規模フレアが発生しました。CMEも噴出しています。 担当 篠原 昨夜、14日19時(世界時14日10時)に、1099黒点群でC4.4の小規模フレアが発生しました。 1099群では、今日未明、15日3時(世界時14日18時)にもC1.6の小規模フレアが起き、 他にも、Bクラスの小さな変化が度々発生しています。 SOHOの可視光写真を見ると、 1099黒点群は、昨日よりも小さな黒点の数が増えています。 一段活動度が高まったのでしょう、引き続き小規模フレアが発生する可能性があります。 C4.4のフレアに伴って、 太陽放射線の強度が増加し、久しぶりに10の警戒レベルに到達しています。 今回は、フレアが太陽の西側で発生したため、太陽放射線が地球へ達しやすく、 GOESのグラフは、フレアが発生してすぐに上昇を始め、短時間でピークへ達しています。 ただ、フレアの規模が小さかったため、ぎりぎりで10に達して、すぐにこのレベルを割っています。 現在は、減少の途中ですが、この後もこのまま減少を続けると思われます。 また、このフレアはCME(太陽ガスの放出現象)も起こしています。 STEREO Aheadの写真を掲載します。 フレアの規模の割に、CMEが大きく飛び出した様に見えます。 ただし、発生箇所は地球の正面ではないので、 あまり大きな乱れはやって来ないのではないかと思います。 3日後の17日前後の太陽風の変化に注目してください。 現在の太陽風は、速度が440km/秒から400km/秒へ下がり、穏やかな状態です。 磁場強度は6nTへ若干強まっていますが、通常レベルです。 磁気圏のオーロラ活動も静穏です(AE指数)。 今後は、CMEの影響があれば、17日ごろに擾乱が発生しますが、 特に変化が無ければ、静かな太陽風が1週間近く続くでしょう。 STEREO Aheadによる、CMEの様子。 (c) NASA SOHO EIT195による太陽コロナ。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽放射線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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