宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 8/ 7 04:31 更新 太陽風の速度は、平均的なレベルに下がりつつあります。太陽でCクラスのフレアが発生しています。 担当 篠原 太陽風の速度は、440km/秒まで下がりました。 高速太陽風は終わり、平均的な速度に戻りつつあります。 磁場強度は、2nTから4nT近くに少し戻っていて、 これもCMEの影響が終わったことを示しているのかもしれません。 27日周期の図で前周期を見ると、現在は、低速風が続いている期間です。 CMEの擾乱が終わるとともに、太陽風は低速風へ変わっていくのではないでしょうか。 太陽風磁場の南北成分は、-2nTほどですが、南向きになっています。 このため、中小規模のオーロラ活動が発生しています。 AE指数は、300〜500nTほどの変化が続いています。 今後、速度が下がっていくと、オーロラの活動はより小規模になっていきます。 放射線帯の高エネルギー電子は、昨日になって上昇を示し、 数千のレベルまで上がっています。 この後、警戒レベルに達するかもしれません。 しばらく注目してください。 太陽では、1094黒点群、1095黒点群と2つの新しい黒点群が発生しています。 1094群は、西の端北半球側(右上端)に、1095群は、南東(左下)に見えています。 また、昨日のニュースの後に、1094群(東側の大きな黒点)が、 C1.3の小規模フレアや、Bクラスの小さなフレアを数回起こしています。 特に活発化しているということはなさそうですが、 今後もCクラスのフレアなどを起こすかもしれません。 今日のカムチャッカは、どんよりと曇っていて、いくらか雨も降っているようです。 気温も下がって、少し寒そうです。 体感としては、秋が深まりつつある頃という感じでしょうか (もちろん、こちらにとっては夏ですが)。 SOHO EIT195による太陽コロナ。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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