宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:25)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/ 3 --- ---
8/ 2 --- ---
8/ 1 16:40 C3.2

黒点  8/ 2 (NOAA)
磁場 フレア
1092 3 α C3

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:15 438 +0.3
-2 h 436 -1.9
-4 h 423 -1.3
-6 h 418 +0.0
-8 h 424 -1.0
-10 h 444 +0.1
-12 h 462 +1.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
19:59 -12 -9/ 8
-2 h -14 -/ -
-4 h -13 -/ -
-6 h -15 -/ -
-8 h -14 -/ -
-10 h -12 -/ -
-12 h -13 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^3
8/ 3 0.4 6x10^3
8/ 2 0.5 5x10^3
8/ 1 0.4 6x10^3
7/31 0.3 1x10^4
7/30 0.5 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
太陽黒点 (SOHO)
太陽可視光 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
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情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 7/29 11:21 太陽風の速度が700km/秒近くまで上昇しました。オーロラ活動はそれほど強まっていません。
2010/ 7/30 10:32 600km/秒の高速太陽風が続いています。高速風は、後半にさしかかっているようです。
2010/ 7/31 13:32 580km/秒の高速太陽風が安定して続いています。1092黒点群の活動度が少し上がっているようです。
2010/ 8/ 1 12:16 高速太陽風は低下が始まり、520km/秒となっています。太陽は小さな活動程度です。
2010/ 8/ 2 11:31 C3の小規模フレアが発生しました。CMEを伴っており、地球へ影響が来るでしょう。
最新のニュース

2010/ 8/ 3 09:25 更新
太陽風は通常の速度に戻りつつあります。太陽は小さなフレア程度です。

担当 篠原

太陽の中央付近で、1092黒点群が大きな姿を見せています。
この黒点を、肉眼で見ることができたという知らせを昨日いただきました。
私の視力では、残念ながら見えないようで、
今朝も挑戦したのですが分かりませんでした。
日食観察用のメガネをお持ちの方は、挑戦してはいかがでしょうか。

その太陽ですが、昨日もBクラスの小さなフレアを起こしています。
しかし、X線のデータでは、特に活動度が上がったという感じではありません。
この後も、時々、小さなフレアを起こすという程度でしょう。


太陽風は、速度がまた下がって、440km/秒と普通の速度に近づいてきました。
前周期の回帰と考えると、このまま300km/秒台前半まで下がっていくかもしれません。

ただし、明日あたりにCMEの影響がやって来る可能性がありますので、
その場合は、一時的に太陽風は乱れることになるでしょう。
CMEの規模から考えると、変動はあまり長く続かないと思います。

変動の立ち上がりで、磁場が大きく南を向くなどすると、
一時的に磁気圏のオーロラ活動が活発化します。
その変化にも注目してください。



SOHO EIT195による太陽コロナ。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。
(c) SOHO (ESA & NASA)


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。