宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 8/ 1 12:16 更新 高速太陽風は低下が始まり、520km/秒となっています。太陽は小さな活動程度です。 担当 篠原 太陽風は、速度が580km/秒から520km/秒へいよいよ低下が始まりました。 27日周期の図を見ると、前周期も下がり始めたのはこの頃からでした(7月4日)。 この調子で行くと、今日から明日にかけて更に下がって、 平均的な太陽風の速度にもどりそうです。 27日周期の図でもう少し先を見ると(7月7日以降)、太陽風の速度は更に大きく、 300km/秒台前半の低速風にまで下がっています。 今回もそうなるのでしょうか。 磁気圏のオーロラ活動は低調です。 AE指数の図の真ん中に200nTほどの小さな変化が見えていますが、 その他はほとんど変化がありません。 太陽風の速度が下がり始めたこともあり、今後も穏やかな状態が続くでしょう。 ぎりぎりで警戒レベルまで高まった放射線帯の高エネルギー電子は、 ゆっくりと減少が続いていて、今日はもう10,000まで達していません。 このままゆっくりと減っていくでしょう。 太陽では、1092黒点群がBクラスの小さなフレアを数回起こしています。 しかし、活動が強まるような勢いは感じられず、 SOHO EIT195の明るさも弱まっている様です。 Cクラスのフレアを起こすかもしれまんせんが、 それ以上に強まることはなさそうです。 STEREO Behindによると、太陽の裏側に活発に活動している領域があります。 地球から見えるようになるまで、4日くらいかかりそうです。 その頃まで活動度が保たれていれば、太陽も少しにぎやかになるかもしれません。 いよいよ8月に入りました。 鹿児島地方は、厳しい暑さが続いています。 鹿児島高専はちょうど期末試験の最中で、 今週を乗り切れば、ちょっと遅れた夏休みの始まりです。 SOHO EIT195による太陽コロナ。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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