宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 7/28 11:45 更新 高速太陽風が600km/秒台に上昇し、磁気圏のオーロラ活動も強まっています。 担当 篠原 昨日の夕方より、太陽風の速度はもう一段上昇して、600km/秒になりました。 やや遅れましたが、前周期に比較的近いタイミングで、 より速度の高い太陽風がやって来ました。 前周期同様に、このまま600km/秒台が続くのか、 すぐに500km/秒台に下がってしまうのか、今後の変化にも注目してください。 速度がだいぶ高まったことと、磁場強度が5nTをやや超えるレベルにあったため、 磁気圏のオーロラ活動も活発化しています。 AE指数では、800〜900nTに達する中規模活動が頻繁に記録されています。 太陽のコロナ写真を見ると、コロナホールの最も広い領域から影響を受けるのは、 明日、明後日くらいと見込まれます。 従って、高速風は、もう2〜3日程度は勢いの良い状態が続き、 その後、ゆっくりと弱まっていくのではないでしょうか。 27日周期の図で、前周期の変化と見比べながら、今後の展開に注目してください。 高速風を受けて、放射線帯の高エネルギー電子が増加を始めました。 今日の変化はまだ小幅ですが、明日以降、警戒レベルへ増加する可能性があるので、 今後は、このグラフにも注意してください。 太陽は、昨日、C2の小規模フレアが発生したきりで、 それ以降は、Bクラスの小さな変化が見られた程度です。 一方、太陽東端に見える活動領域は、いよいよこちら側に現われます。 X線のグラフはやや落ち着いていますが、1日おきに活動が強まったりすることもあるので、 こちらの変化にも注意が必要です。 GOES-14のX線カメラによる太陽コロナ。 (c) NOAA SOHOによる太陽可視光写真。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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