宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:36)
今日、C2.2の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏内が荒れています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/27 13:11 C2.2
7/26 --- ---
7/25 --- ---

黒点  7/27 (NOAA)
磁場 フレア
1089 7 β C2
1090 1 α ---
1091 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:26 531 +1.0
-2 h 543 +3.4
-4 h 487 -1.0
-6 h 449 -2.6
-8 h 455 +0.4
-10 h 417 -0.8
-12 h 421 -0.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:59 -11 -46/ 12
-2 h -16 -38/ 14
-4 h -13 -18/ 25
-6 h -8 -3/ 14
-8 h -10 -16/ 4
-10 h -9 -17/ 4
-12 h -10 -10/ 5

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^1
7/27 0.4 4x10^1
7/26 0.4 4x10^1
7/25 0.3 4x10^1
7/24 0.4 5x10^1
7/23 0.4 5x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
太陽黒点 (SOHO)
太陽可視光 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
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Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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Live!オーロラ (遊造)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 7/22 10:12 1089黒点群は発達しています。太陽風は低速です。明日以降、高速風の到来が予想されます。
2010/ 7/23 09:32 1089黒点群は、小さな活動を続けています。太陽風は低速で、速度上昇はこれからです。
2010/ 7/24 11:58 太陽風磁場が強まり、高速風が近づいていると思われます。
2010/ 7/25 08:40 太陽風は360km/秒と低速風が続いています。今日、明日には高速風が始まりそうです。
2010/ 7/26 09:30 太陽風は450km/秒とやや高速の状態になっています。今後、更に高速の風が来る可能性があります。
最新のニュース

2010/ 7/27 14:36 更新
太陽風の速度は550km/秒に上がりました。高速風の到来です。C2.2フレアが発生しました。

担当 篠原

いよいよ本格的な高速太陽風が始まった様です。
今日の早朝より、太陽風の磁場強度が8nT程度にやや強まり、
その後、速度が上昇を始めて、
それまでの450km/秒から、550km/秒へ一段上がりました。

27日周期の図によると、
前周期の速度が大きく上がったタイミングとほぼ一致しています。
しかし、前周期は700km/秒くらいまで上がったのに対し、今回は今のところ550km/秒と、
高速風の前半部がほとんど消えてしまったのと同様、後半も規模は弱まっているのかもしれません。


磁気圏のオーロラ活動も、活発化しています。
AE指数では、500〜1000nTの中規模活動が発生しています。
磁場がやや強まっているだけに、南寄りになると、影響も大きくなるでしょう。


今朝撮影された、GOESのX線写真を掲載します。
北半球側のコロナホールは、最も太い部分がちょうど太陽の中心に来ています。
従って、一番影響が強まるのは、3日後くらいと予想されます。
速度ももう一段は上がるのではないでしょうか。

磁場強度が高まっている間は、引き続き速度の上昇に注意が必要です。


太陽は、掲載の可視光写真は、昨日の朝に撮影されたものです。
NOAAの発表によると、南側の1089黒点群、東端(左端)近くの1090黒点群に続いて、
西の端近くに1091黒点群が出現しているそうです。

つい先程、27日13時(世界時27日4時)に、1089黒点群でC2.2の小規模フレアが発生しました。
1089群は久しぶりの活動です。
黒点群としては縮小の傾向にあるのですが、この後、続くのでしょうか。

また、GOESのX線写真では、東端に明るい領域が見えています
STEREO Behindによると、この領域はやや活動的で、
こちら側へ回ってくると注意が必要になりそうです。



GOES-14のX線カメラによる太陽コロナ。
(c) NOAA


SOHOによる太陽可視光写真。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。