宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 7/27 14:36 更新 太陽風の速度は550km/秒に上がりました。高速風の到来です。C2.2フレアが発生しました。 担当 篠原 いよいよ本格的な高速太陽風が始まった様です。 今日の早朝より、太陽風の磁場強度が8nT程度にやや強まり、 その後、速度が上昇を始めて、 それまでの450km/秒から、550km/秒へ一段上がりました。 27日周期の図によると、 前周期の速度が大きく上がったタイミングとほぼ一致しています。 しかし、前周期は700km/秒くらいまで上がったのに対し、今回は今のところ550km/秒と、 高速風の前半部がほとんど消えてしまったのと同様、後半も規模は弱まっているのかもしれません。 磁気圏のオーロラ活動も、活発化しています。 AE指数では、500〜1000nTの中規模活動が発生しています。 磁場がやや強まっているだけに、南寄りになると、影響も大きくなるでしょう。 今朝撮影された、GOESのX線写真を掲載します。 北半球側のコロナホールは、最も太い部分がちょうど太陽の中心に来ています。 従って、一番影響が強まるのは、3日後くらいと予想されます。 速度ももう一段は上がるのではないでしょうか。 磁場強度が高まっている間は、引き続き速度の上昇に注意が必要です。 太陽は、掲載の可視光写真は、昨日の朝に撮影されたものです。 NOAAの発表によると、南側の1089黒点群、東端(左端)近くの1090黒点群に続いて、 西の端近くに1091黒点群が出現しているそうです。 つい先程、27日13時(世界時27日4時)に、1089黒点群でC2.2の小規模フレアが発生しました。 1089群は久しぶりの活動です。 黒点群としては縮小の傾向にあるのですが、この後、続くのでしょうか。 また、GOESのX線写真では、東端に明るい領域が見えています STEREO Behindによると、この領域はやや活動的で、 こちら側へ回ってくると注意が必要になりそうです。 GOES-14のX線カメラによる太陽コロナ。 (c) NOAA SOHOによる太陽可視光写真。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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