宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2010/ 7/26 09:30 更新 太陽風は450km/秒とやや高速の状態になっています。今後、更に高速の風が来る可能性があります。 担当 篠原 昨日の午後くらいから、太陽風の速度がゆっくりと上がって、 450km/秒とやや高速の風になりました。 高速風領域が回帰してきたと見られますが、その勢いは弱く、 27日周期の図で前周期と比較すると、高速風の分布がずいぶん変わっているようです。 SOHO EITの写真更新が停止しているので、 今日は、5日前にSTEREO Behindで撮影された太陽コロナ写真を掲載します。 地球とSTEREO Behindの位置は、5日分ほどずれています。 このため、5日前の写真より、現在地球から見える太陽の様子を推定することができます。 すると、太陽の北半球側に大きくコロナホールが広がっている事が分かります。 先頭(左側)は既に、太陽の西端(右端)まで大きく迫り出していますが、 現在までの太陽風の様子から、 この部分からの影響はほとんどなくなっていることになります。 続いて、コロナホールの太い部分が太陽の中心線を通過しています。 今後は、この領域からの影響がやって来ると考えられます。 前周期同様に、速度の高い太陽風がこれからやってくる可能性があります。 引き続き注目してください。 現在の磁気圏活動は、AE指数で300〜500nTの変化が時々見られる程度で、 比較的穏やかです。 速度が多少上がってきていますが、今後、更に上昇すると、 オーロラ活動も一段と活発化する可能性があります。 太陽は、中心の南側に1089黒点群、北東側(左上)に1090黒点群が見えています。 どちらも活動は特に起こしておらず、太陽は穏やかです。 特に、1089群は、黒点が少なくなり、形も単純になっていて、 勢力は弱まり続けているようです。 STEREO Behindによる、5日前の太陽コロナ。この写真から、地球から見える現在の太陽を推定できます。 (c) NASA SOHOによる太陽可視光写真。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |