宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:40)
太陽フレアは静かです。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/25 --- ---
7/24 --- ---
7/23 --- ---

黒点  7/24 (NOAA)
磁場 フレア
1089 35 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:36 360 -3.4
-2 h 358 -2.1
-4 h 364 -4.4
-6 h 367 -4.4
-8 h 365 -1.8
-10 h 373 +5.2
-12 h 392 +5.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
06:59 -11 -11/ 9
-2 h -11 -15/ 6
-4 h -5 -15/ 10
-6 h 1 -9/ 6
-8 h 5 -14/ 9
-10 h 4 -23/ 3
-12 h 7 -25/ 8

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^1
7/25 0.3 4x10^1
7/24 0.4 5x10^1
7/23 0.4 5x10^1
7/22 0.4 6x10^1
7/21 0.4 8x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
太陽黒点 (SOHO)
太陽可視光 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
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NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 7/20 13:56 1089黒点群が現れ、Bクラスの変動を起こしています。太陽風は低速のままです。
2010/ 7/21 11:29 C1.4の小規模フレアが発生しました。太陽風は、明日くらいまで低速でしょう。
2010/ 7/22 10:12 1089黒点群は発達しています。太陽風は低速です。明日以降、高速風の到来が予想されます。
2010/ 7/23 09:32 1089黒点群は、小さな活動を続けています。太陽風は低速で、速度上昇はこれからです。
2010/ 7/24 11:58 太陽風磁場が強まり、高速風が近づいていると思われます。
最新のニュース

2010/ 7/25 08:40 更新
太陽風は360km/秒と低速風が続いています。今日、明日には高速風が始まりそうです。

担当 篠原

太陽風は、低速風が続いています。
昨日、磁場強度が10nTに上昇し、セクターが切り替わるなどの変化がありましたが、
速度はほとんど変わらず、一瞬400km/秒に達しただけで、
その後は360km/秒へ下がり、昨日よりもやや遅くなっています。

前周期の高速風の立ち上がりの部分は、今周期は消えてしまったようです。
それでも、太陽の北半球にコロナホールは大きく広がっているので、
これから速度が高まることは間違いないでしょう。
今日のうちに始まるのか、明日になるのか、引き続き注目してください。


ここまでの磁気圏活動は概ね静穏でした。
磁場強度が強まっていたものの、南北成分の北寄りが続いていたためです。
しかし、今日に入った頃からこの傾向が変わり、
南向きの磁場がやって来るようになりました。
こうなると、磁気圏の活動が強まりやすくなります。

現在は速度が低速のため、活動の規模は限定的ですが、
磁場が更に強まったり、速度が高まったりすると、活発な変化が発生するようになるでしょう。


高速風の到来はこれからですが、
1週間程度は、高速風や活発なオーロラ活動への注意が必要です。


太陽では、1089黒点群の衰退が始まっているようです。
可視光写真では、昨日よりも黒点の見え方が小さくなっています。
X線の強度も低下の傾向が続いていて、変動も小さなものが見られる程度です。
急にCクラスのフレアなどを起こすかもしれませんが、
基本的には落ち着いた状態となりそうです。

また、北半球の東端に小さな黒点が見えます。
1090黒点群と番号が付けられた様です。



SOHOによる太陽可視光写真。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。