宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 7/25 08:40 更新 太陽風は360km/秒と低速風が続いています。今日、明日には高速風が始まりそうです。 担当 篠原 太陽風は、低速風が続いています。 昨日、磁場強度が10nTに上昇し、セクターが切り替わるなどの変化がありましたが、 速度はほとんど変わらず、一瞬400km/秒に達しただけで、 その後は360km/秒へ下がり、昨日よりもやや遅くなっています。 前周期の高速風の立ち上がりの部分は、今周期は消えてしまったようです。 それでも、太陽の北半球にコロナホールは大きく広がっているので、 これから速度が高まることは間違いないでしょう。 今日のうちに始まるのか、明日になるのか、引き続き注目してください。 ここまでの磁気圏活動は概ね静穏でした。 磁場強度が強まっていたものの、南北成分の北寄りが続いていたためです。 しかし、今日に入った頃からこの傾向が変わり、 南向きの磁場がやって来るようになりました。 こうなると、磁気圏の活動が強まりやすくなります。 現在は速度が低速のため、活動の規模は限定的ですが、 磁場が更に強まったり、速度が高まったりすると、活発な変化が発生するようになるでしょう。 高速風の到来はこれからですが、 1週間程度は、高速風や活発なオーロラ活動への注意が必要です。 太陽では、1089黒点群の衰退が始まっているようです。 可視光写真では、昨日よりも黒点の見え方が小さくなっています。 X線の強度も低下の傾向が続いていて、変動も小さなものが見られる程度です。 急にCクラスのフレアなどを起こすかもしれませんが、 基本的には落ち着いた状態となりそうです。 また、北半球の東端に小さな黒点が見えます。 1090黒点群と番号が付けられた様です。 SOHOによる太陽可視光写真。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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