宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2010/ 7/24 11:58 更新 太陽風磁場が強まり、高速風が近づいていると思われます。 担当 篠原 太陽風の磁場強度が上昇し、10nTへ強まっています。 プラズマの密度も増加していて、これから速度も上昇を始めるかもしれません。 27日周期の図によると、前周期の高速風の回帰がそろそろ始まる頃です。 注目してください。 27日周期の図では、 セクターのグラフも、Toward(地球から太陽方向)へ切り替わっています。 この点も、前周期と同様の流れです。 現在の太陽風の速度は、360km/秒とまだ遅い状態です。 磁気圏の活動は、静穏です。 太陽風の磁場強度は強まっているものの、南北成分が北寄りに偏っているためです。 これが反転すると、磁気圏への影響度は一気に高まります。 磁場が強まっている間は、この点に注意する必要があるでしょう。 今日も太陽コロナ写真は、GOESのX線写真です。 今日は、最新の写真です。 コロナホールは、北半球側を東西に大きく広がっています。 この様子では、前周期同様に十分速度の高い高速風がやって来そうです。 継続期間も、1週間程度は続くのではないでしょうか。 太陽では、1089黒点群が、再びB9.3ともう少しでCクラスに達するフレアを起こしています。 しかし、活動はこれくらいで、特に活発化する様子は見られません。 1089黒点群としては落ち着きつつあるようです。 今後は、Cクラスの小規模フレアが発生する程度ではないでしょうか。 GOES-14のX線カメラによる太陽コロナ。 (c) NOAA SOHOによる太陽可視光写真。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |