宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 7/22 10:12 更新 1089黒点群は発達しています。太陽風は低速です。明日以降、高速風の到来が予想されます。 担当 篠原 太陽の南東(左下)の1089黒点群は、黒点の数が増え、面積も大きくなっています。 発達を続けているようです。 X線データでも、Bクラスの小さな変動が続いています。 この1日では、最大でB8クラスの変動が2回記録されました。 X線の様子を見る限り、活動が特に活発化した印象はありませんが、 黒点が拡大していることもあり、 NOAAの発表は注意レベルが一段上げられた表現になっています。 1089黒点群では、Mクラス、Cクラスの中小規模のフレアの発生が考えられます。 SOHOのEITカメラは、Bakeoutとメンテナンスに入っています。 SOHOの電波が受けにくくなるKeyholeと呼ばれる期間に入ったためです。 8月の初め頃まで、しばらくデータが見られなくなりそうです。 今日は、GOESの太陽X線写真を掲載します。 撮影時刻は昨日の朝ですが、参考にご覧ください。 太陽風の速度は、340km/秒で安定し、低速状態が続いています。 磁場強度も、5nTで安定しています。 今日いっぱいは低速風が続くと思われますが、 27日周期の図を見ると、太陽風のおおまかな磁場の方向が、 Toward(地球から太陽方向)から、Away(太陽から地球方向)に再び切り替わったようです。 前周期以前のパターンを見ると、この方向が再びToward(地球から太陽方向)に切り替わると、 高速風の始まりとなりそうです。 高速風の始まりでは、磁場強度の強まりやプラズマ密度の増加など、 特徴的な変化が見られます。 今回はセクターの移り変わりにも注目してみてください。 早ければ、明日にも速度の変化が始まるでしょう。 磁気圏のオーロラ活動は静穏です。 こちらも、高速風の始まりまでは穏やかに推移するでしょう。 GOES-14のX線カメラによる太陽コロナ。 (c) NOAA SOHOによる太陽可視光写真。 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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