宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 7/20 13:56 更新 1089黒点群が現れ、Bクラスの変動を起こしています。太陽風は低速のままです。 担当 篠原 太陽の南半球東端から、新しい黒点群が上がってきました。 1089黒点群です。 この領域は、昨日は白斑が見えただけでしたが、それに続いて黒点がやって来ました。 SOHO EIT195の動画を見ると、この領域では小さな変動が活発に発生しています。 GOESのX線データでは、Bクラスの変動として観測されています。 今後、Cクラスに達する活動を起こすかもしれませんので、注目してください。 太陽風は、300km秒と遅い状態で安定しています。 磁場強度は、4〜5nTと平均的な強さに戻りつつあります。 27日周期の図によると、太陽風磁場の大まかな方向が切り替わる、 セクター境界がやって来たようです。 昨日までは、Away(太陽から地球方向)だった太陽風の磁場が、 今日はToward(地球から太陽方向)に変わっています。 この変化そのものに大きな影響はありませんが、 セクターの切り替わりとともに太陽風の乱れがやって来るということがよくあります。 しかし、今回の切り替わりは静かなまま進行したようです。 太陽風は、このまま明後日くらいまで低速状態が続くでしょう。 EIT195では、ちょうど太陽の中心に小さなコロナホールが見えています。 ここからの太陽風の変動が、23日あたりにやって来る可能性があります。 SOHO EIT195による太陽コロナ。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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