宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 7/19 14:27 更新 太陽風の速度は、290km/秒まで下がっています。太陽は穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、290km/秒まで下がっています。 かなり遅い風です。 磁場の強度も、3nTを前後していて、弱まっています。 このため、磁気圏も静穏で、AE指数は全く変化していません。 27日周期の図を見ると、前周期は6月26日から高速太陽風が始まっています。 今周期では、7月23日に相当しますが、 その発生源となるコロナホールがだいぶ薄くなっています。 SOHO EIT195を見て下さい。 太陽の中心から少し左側に、薄暗く見える領域があります。 このコロナホールは、27日前にはもっと濃く、広がって見えていました。 そして、ここから更に左上側にコロナホールが伸びていて、 そのために高速風は10日近く続きました。 しかし、今回はこのあたりのコロナホールが、薄くなっているようです。 すると、太陽風への影響は小さくなる可能性があり、 7月23日以降の高速風の様子は、前周期とは変わるかもしれません。 太陽では、1087黒点群がとうとう見えなくなりました。 その代わりに、太陽の中心北寄りのところに小さな黒点が発生しています。 昨日注目していた場所とは違うところに、新たに発生しました。 また、東端からはE IT195で明るく光っている活動領域が上がってきました。 しかし、可視光写真では、白斑が見えているだけのようです。 この領域の出現により、X線の強度が少し上がっています。 Bクラスの小さな変動が見え始めていますが、 ここまでの太陽活動は穏やかです。 SOHO EIT195による太陽コロナ。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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