宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 7/18 10:07 更新 C2.4の小規模フレアが発生しました。太陽風は320km/秒の低速風です。 担当 篠原 深夜、18日2時(世界時17日17時)に、 1087黒点群で、C2.4の小規模フレアが発生しました。 SOHO EIT195の動画を見ると、激しく輝くというより、 コロナが噴き上げるような爆発の仕方をしています。 これに伴って、CME(太陽ガスの放出現象)が発生したようです。 規模は小さいのですが、地球へも影響がやって来る可能性があります。 4〜5日後くらいの太陽風の変化に注目してください。 1087黒点群は、黒点としてはだいぶ小さくなりました。 しかし、EIT195に見える活動領域は広く、 今回のような小規模活動をまた発生させるかもしれません。 EIT195では、北東(左上)の端付近に小さな活動領域が見え、 南東(左下)からは新しい活動領域が上がりつつあります。 今後は、これらの領域の活動に注目が移りそうです。 太陽風は、速度の低下が続き、320km/秒とすっかり低速の風になりました。 27日周期の図を見ると、この期間の太陽風速度は、 前周期(6月22日〜24日)も300km/秒近い低速風だったことが分かります。 今回も、これから22日くらいにかけて低速の太陽風が続くと予想されます。 磁気圏のオーロラ活動も非常に静穏で、AE指数は全く変化していません。 放射線帯の高エネルギー電子も、低いレベルで安定しています。 こちらは、次の高速風の到来までこの状態が続くでしょう。 SOHO EIT195による太陽コロナ。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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