宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:07)
今日、C2.5の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/18 02:23 C2.5
7/17 --- ---
7/16 --- ---

黒点  7/18 (NOAA)
磁場 フレア
1087 3 α C2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:56 322 -0.3
-2 h 325 -0.7
-4 h 325 -1.4
-6 h 331 -0.9
-8 h 340 +0.9
-10 h 341 -0.7
-12 h 334 -1.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -10 -11/ 5
-2 h -10 -17/ 3
-4 h -10 -17/ 3
-6 h -9 -14/ 4
-8 h -9 -11/ 5
-10 h -11 -15/ 3
-12 h -10 -19/ 4

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^2
7/18 0.4 1x10^2
7/17 0.4 1x10^2
7/16 0.4 2x10^2
7/15 0.4 1x10^3
7/14 0.4 7x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
太陽黒点 (SOHO)
太陽可視光 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 7/13 13:42 1087黒点群は、やや規模が強まっているようです。太陽風は340km/秒と低速のままです。
2010/ 7/14 11:59 C2.6の小規模フレアが発生しましたが、1087群は特に活発化していません。太陽風は低速風が続いています。
2010/ 7/15 10:58 小規模フレアが2回発生しました。太陽風の変動が始まり、弱い磁気嵐が発生しているようです。
2010/ 7/16 09:23 太陽は穏やかです。太陽風は速度が下がり、磁気圏も静穏になっています。
2010/ 7/17 11:27 太陽、太陽風ともに穏やかです。放射線帯も増加していません。
最新のニュース

2010/ 7/18 10:07 更新
C2.4の小規模フレアが発生しました。太陽風は320km/秒の低速風です。

担当 篠原

深夜、18日2時(世界時17日17時)に、
1087黒点群で、C2.4の小規模フレアが発生しました。
SOHO EIT195の動画を見ると、激しく輝くというより、
コロナが噴き上げるような爆発の仕方をしています。

これに伴って、CME(太陽ガスの放出現象)が発生したようです。
規模は小さいのですが、地球へも影響がやって来る可能性があります。
4〜5日後くらいの太陽風の変化に注目してください。

1087黒点群は、黒点としてはだいぶ小さくなりました。
しかし、EIT195に見える活動領域は広く、
今回のような小規模活動をまた発生させるかもしれません。

EIT195では、北東(左上)の端付近に小さな活動領域が見え、
南東(左下)からは新しい活動領域が上がりつつあります。
今後は、これらの領域の活動に注目が移りそうです。


太陽風は、速度の低下が続き、320km/秒とすっかり低速の風になりました。
27日周期の図を見ると、この期間の太陽風速度は、
前周期(6月22日〜24日)も300km/秒近い低速風だったことが分かります。
今回も、これから22日くらいにかけて低速の太陽風が続くと予想されます。

磁気圏のオーロラ活動も非常に静穏で、AE指数は全く変化していません。


放射線帯の高エネルギー電子も、低いレベルで安定しています。
こちらは、次の高速風の到来までこの状態が続くでしょう。



SOHO EIT195による太陽コロナ。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。
(c) SOHO (ESA & NASA)


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。