宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 7/14 11:59 更新 C2.6の小規模フレアが発生しましたが、1087群は特に活発化していません。太陽風は低速風が続いています。 担当 篠原 昨夜、13日20時(世界時13日11時)に、1087黒点群はC2.6の小規模フレアを起こしました。 しかし、目立ったフレア活動はこれひとつで、 その後、X線グラフは特に活動的な様子は見られません。 また、SOHOの可視光写真でも、黒点は小さくなっている様子で、 1087黒点群は弱まる傾向にあるのではないかと思います。 引き続き、中小規模のフレアへの注意は必要ですが、 発生の可能性は次第に下がっているのではないでしょうか。 NOAAの発表では、昨日のSOHOの写真に見えていた南半球の黒点に、 1088黒点群という番号が付けられています。 しかし、今日のSOHOの写真では、見えなくなっています。 太陽風は、昨日の340km/秒からゆっくりと低下が続き、 現在は300km/秒と一段と低速の風になっています。 コロナホールによる高速風がやって来ると予想したのですが、 今のところ、全くその気配はありません。 SOHO EIT195を見ると、コロナホールはどんどん西へ進んでいて、 これから影響がやって来ても、乱れの規模はだいぶ小さいでしょう。 今回、このまま低速状態であれば、 10日程度穏やかな太陽風が続くと予想されます。 現在の磁気圏は静穏です。 AE指数はほとんど変化していません。 また、放射線帯の高エネルギー電子も、減少の傾向が続いています. SOHO EIT195による太陽コロナ。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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