宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:59)
昨日、C2.7の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/14 --- ---
7/13 19:42 C2.7
7/12 --- ---

黒点  7/14 (NOAA)
磁場 フレア
1087 7 β C3
1088 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:45 305 +0.5
-2 h 294 +2.0
-4 h 304 -0.5
-6 h 300 +1.1
-8 h 308 +0.6
-10 h 311 +1.7
-12 h 314 +1.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -7 -21/ 6
-2 h -8 -19/ 11
-4 h -6 -11/ 6
-6 h -7 -14/ 2
-8 h -6 -12/ 4
-10 h -6 -9/ 5
-12 h -7 -13/ 6

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 6x10^2
7/14 0.3 7x10^2
7/13 0.4 1x10^3
7/12 0.4 2x10^3
7/11 0.4 2x10^3
7/10 0.4 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
太陽黒点 (SOHO)
太陽可視光 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 7/ 9 09:09 320km/秒の遅い太陽風が続いています。C1の小規模フレアが発生しました。
2010/ 7/10 06:19 Cクラスの小規模フレアが発生しています。太陽風は低速です。
2010/ 7/11 11:56 1087黒点群は、姿が大きくなっています。太陽風は、260km/sとかなり低速です。
2010/ 7/12 09:55 1087黒点群は、比較的穏やかです。太陽風は低速ですが、明日、高速風が到来しそうです。
2010/ 7/13 13:42 1087黒点群は、やや規模が強まっているようです。太陽風は340km/秒と低速のままです。
最新のニュース

2010/ 7/14 11:59 更新
C2.6の小規模フレアが発生しましたが、1087群は特に活発化していません。太陽風は低速風が続いています。

担当 篠原

昨夜、13日20時(世界時13日11時)に、1087黒点群はC2.6の小規模フレアを起こしました。

しかし、目立ったフレア活動はこれひとつで、
その後、X線グラフは特に活動的な様子は見られません。

また、SOHOの可視光写真でも、黒点は小さくなっている様子で、
1087黒点群は弱まる傾向にあるのではないかと思います。

引き続き、中小規模のフレアへの注意は必要ですが、
発生の可能性は次第に下がっているのではないでしょうか。

NOAAの発表では、昨日のSOHOの写真に見えていた南半球の黒点に、
1088黒点群という番号が付けられています。
しかし、今日のSOHOの写真では、見えなくなっています。


太陽風は、昨日の340km/秒からゆっくりと低下が続き、
現在は300km/秒と一段と低速の風になっています。
コロナホールによる高速風がやって来ると予想したのですが、
今のところ、全くその気配はありません。

SOHO EIT195を見ると、コロナホールはどんどん西へ進んでいて、
これから影響がやって来ても、乱れの規模はだいぶ小さいでしょう。

今回、このまま低速状態であれば、
10日程度穏やかな太陽風が続くと予想されます。


現在の磁気圏は静穏です。
AE指数はほとんど変化していません。

また、放射線帯の高エネルギー電子も、減少の傾向が続いています.



SOHO EIT195による太陽コロナ。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。
(c) SOHO (ESA & NASA)


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。