宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 7/13 13:42 更新 1087黒点群は、やや規模が強まっているようです。太陽風は340km/秒と低速のままです。 担当 篠原 太陽の北東(左上)に見える1087黒点群は、磁場構造の複雑さが増しているそうです。 (ページ左のリストには、βに加えて、δの記号も付けられています) このため、Mクラスの中規模フレアを起こす可能性がやや高まっています。 しかし、GOESのX線グラフは、Bクラスの小さな変化がぽつぽつ見られる程度で、 全体的な強度はむしろ下がっていて、活動が強まる様子は特に見られません。 1087群はこれから活動度が高まるのか、落ち着いたままなのか、しばらく注目してください。 太陽の可視光写真では、昨日と同じく、南東(左下)にも小さな黒点が見えています。 しかし、NOAAの報告では、今日も番号は付けられていません。 太陽風は、速度が340km/秒まで上がっていますが、依然低速の状態が続いています。 磁場強度も、5nTを超えて特に強まることもなく、穏やかな状態です。 27日周期の図に見られるように、既に前周期の高速風到来のタイミングは過ぎています。 高速風の分布が1日程度前後することは普通に見られることですが、 今回はコロナホール自体が淡くなっていることもあり、 影響はかなり小さくなっているのかもしれません。 こちらの変化も、今日から明日にかけて注目です。 特に高速風の到来がなければ、このまま更に1週間程度静穏な状態が続くでしょう。 SOHO EIT195による太陽コロナ。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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