宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:42)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏内がやや活動的になっています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/13 --- ---
7/12 --- ---
7/11 --- ---

黒点  7/13 (NOAA)
磁場 フレア
1087 12 βδ ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:36 335 +0.7
-2 h 341 +0.4
-4 h 346 +1.5
-6 h 347 -0.3
-8 h 340 +0.9
-10 h 332 +2.4
-12 h 339 -0.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:59 -6 -31/ 3
-2 h -6 -30/ 8
-4 h -7 -28/ 13
-6 h -5 -20/ 2
-8 h -5 -19/ 3
-10 h -7 -17/ 5
-12 h -5 -13/ 3

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^2
7/13 0.4 1x10^3
7/12 0.4 2x10^3
7/11 0.4 2x10^3
7/10 0.4 2x10^3
7/ 9 0.5 9x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
太陽黒点 (SOHO)
太陽可視光 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
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Live!オーロラ (遊造)
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情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
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NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 7/ 8 10:55 300km/秒台前半の低速太陽風が続いています。太陽はふたご座を通過中です。
2010/ 7/ 9 09:09 320km/秒の遅い太陽風が続いています。C1の小規模フレアが発生しました。
2010/ 7/10 06:19 Cクラスの小規模フレアが発生しています。太陽風は低速です。
2010/ 7/11 11:56 1087黒点群は、姿が大きくなっています。太陽風は、260km/sとかなり低速です。
2010/ 7/12 09:55 1087黒点群は、比較的穏やかです。太陽風は低速ですが、明日、高速風が到来しそうです。
最新のニュース

2010/ 7/13 13:42 更新
1087黒点群は、やや規模が強まっているようです。太陽風は340km/秒と低速のままです。

担当 篠原

太陽の北東(左上)に見える1087黒点群は、磁場構造の複雑さが増しているそうです。
(ページ左のリストには、βに加えて、δの記号も付けられています)
このため、Mクラスの中規模フレアを起こす可能性がやや高まっています。

しかし、GOESのX線グラフは、Bクラスの小さな変化がぽつぽつ見られる程度で、
全体的な強度はむしろ下がっていて、活動が強まる様子は特に見られません。

1087群はこれから活動度が高まるのか、落ち着いたままなのか、しばらく注目してください。

太陽の可視光写真では、昨日と同じく、南東(左下)にも小さな黒点が見えています。
しかし、NOAAの報告では、今日も番号は付けられていません。


太陽風は、速度が340km/秒まで上がっていますが、依然低速の状態が続いています。
磁場強度も、5nTを超えて特に強まることもなく、穏やかな状態です。

27日周期の図に見られるように、既に前周期の高速風到来のタイミングは過ぎています。
高速風の分布が1日程度前後することは普通に見られることですが、
今回はコロナホール自体が淡くなっていることもあり、
影響はかなり小さくなっているのかもしれません。

こちらの変化も、今日から明日にかけて注目です。
特に高速風の到来がなければ、このまま更に1週間程度静穏な状態が続くでしょう。



SOHO EIT195による太陽コロナ。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。
(c) SOHO (ESA & NASA)


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。