宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 7/11 11:56 更新 1087黒点群は、姿が大きくなっています。太陽風は、260km/sとかなり低速です。 担当 篠原 昨日、C3.4の小規模フレアを起こした1087黒点群は、 可視光写真でその姿が一気に大きくなっています。 磁場の写真でも、複雑な分布が見られるようになって来ました。 フレア活動としては、その後は目立った変化をしていません。 しかし、GOESのX線強度はBクラスに上がったままで、 今後活発化して、中小規模のフレアを発生させる可能性があります。 今朝にも、大きめのBクラスのフレアが起きていて、注目されます。 一方、太陽風は、昨夜に入って一段と速度が下がり、 260km/sとかなり遅い風になっています。 最近は、ここまで大きく下がるのは、月一回程度のことです。 磁気圏活動は静穏で、 AE指数は全く変化していません。 明日12日遅くか、明後日13日あたりから、 コロナホールによる高速の太陽風がやって来ると予想されます。 SOHO EIT195では、赤道を挟んで南北に伸びるコロナホールが、 太陽の真ん中に見えています。 27日周期の図を見ると、 12日の夜くらいに磁場強度が上昇を始め、 13日に入る頃から速度が上がりそうです。 前周期は、最高550km/sの高速風が、 3日半ほど続きました。 今回も同程度の高速風か、やや弱まるかもしれません。 SOHO EIT195による太陽コロナ (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽の磁場写真。 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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