宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:56)
昨日、C3.4の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/11 --- ---
7/10 04:26 C3.4
7/ 9 17:52 C1.9
07:02 C1.2

黒点  7/11 (NOAA)
磁場 フレア
1087 8 β C3

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:45 268 +1.2
-2 h 261 +1.5
-4 h 257 +1.5
-6 h 261 +0.7
-8 h 265 +0.9
-10 h 269 +0.7
-12 h 275 +0.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -8 -2/ 9
-2 h -9 -1/ 12
-4 h -9 -14/ 4
-6 h -10 -15/ 3
-8 h -10 -12/ 5
-10 h -11 -12/ 5
-12 h -12 -16/ 6

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^3
7/11 0.4 2x10^3
7/10 0.4 2x10^3
7/ 9 0.5 9x10^3
7/ 8 0.5 7x10^3
7/ 7 0.5 7x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
太陽黒点 (SOHO)
太陽可視光 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 7/ 6 12:17 太陽風は通常の速度に下がりました。新しい黒点が出現しています。
2010/ 7/ 7 11:22 太陽風は、350km/秒の低速風に変わっています。6月までの無黒点日の推移です。
2010/ 7/ 8 10:55 300km/秒台前半の低速太陽風が続いています。太陽はふたご座を通過中です。
2010/ 7/ 9 09:09 320km/秒の遅い太陽風が続いています。C1の小規模フレアが発生しました。
2010/ 7/10 06:19 Cクラスの小規模フレアが発生しています。太陽風は低速です。
最新のニュース

2010/ 7/11 11:56 更新
1087黒点群は、姿が大きくなっています。太陽風は、260km/sとかなり低速です。

担当 篠原

昨日、C3.4の小規模フレアを起こした1087黒点群は、
可視光写真でその姿が一気に大きくなっています。
磁場の写真でも、複雑な分布が見られるようになって来ました。

フレア活動としては、その後は目立った変化をしていません。
しかし、GOESのX線強度はBクラスに上がったままで、
今後活発化して、中小規模のフレアを発生させる可能性があります。
今朝にも、大きめのBクラスのフレアが起きていて、注目されます。


一方、太陽風は、昨夜に入って一段と速度が下がり、
260km/sとかなり遅い風になっています。
最近は、ここまで大きく下がるのは、月一回程度のことです。

磁気圏活動は静穏で、
AE指数は全く変化していません。


明日12日遅くか、明後日13日あたりから、
コロナホールによる高速の太陽風がやって来ると予想されます。
SOHO EIT195では、赤道を挟んで南北に伸びるコロナホールが、
太陽の真ん中に見えています。

27日周期の図を見ると、
12日の夜くらいに磁場強度が上昇を始め、
13日に入る頃から速度が上がりそうです。

前周期は、最高550km/sの高速風が、
3日半ほど続きました。
今回も同程度の高速風か、やや弱まるかもしれません。



SOHO EIT195による太陽コロナ
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽の磁場写真。
(c) SOHO (ESA & NASA)


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。