宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:55)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/12 --- ---
7/11 --- ---
7/10 04:26 C3.4

黒点  7/12 (NOAA)
磁場 フレア
1087 15 β C3

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:45 308 +2.4
-2 h 294 +0.8
-4 h 299 -2.4
-6 h 293 +0.6
-8 h 268 +1.6
-10 h 269 +2.8
-12 h 276 -4.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -8 -18/ 7
-2 h -9 -15/ 4
-4 h -5 -12/ 6
-6 h -7 -7/ 4
-8 h -10 -6/ 7
-10 h -11 -5/ 4
-12 h -8 -8/ 4

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^3
7/12 0.4 2x10^3
7/11 0.4 2x10^3
7/10 0.4 2x10^3
7/ 9 0.5 9x10^3
7/ 8 0.5 7x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
太陽黒点 (SOHO)
太陽可視光 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 7/ 7 11:22 太陽風は、350km/秒の低速風に変わっています。6月までの無黒点日の推移です。
2010/ 7/ 8 10:55 300km/秒台前半の低速太陽風が続いています。太陽はふたご座を通過中です。
2010/ 7/ 9 09:09 320km/秒の遅い太陽風が続いています。C1の小規模フレアが発生しました。
2010/ 7/10 06:19 Cクラスの小規模フレアが発生しています。太陽風は低速です。
2010/ 7/11 11:56 1087黒点群は、姿が大きくなっています。太陽風は、260km/sとかなり低速です。
最新のニュース

2010/ 7/12 09:55 更新
1087黒点群は、比較的穏やかです。太陽風は低速ですが、明日、高速風が到来しそうです。

担当 篠原

太陽の北東(左上)に見える1087黒点群は、
少しずつ黒点の形を変えながら、こちら側へ回ってきています。
可視光の見え方としては、黒点が前後ふたつに分かれていっているようです。

一昨日のC3.4以降、1087黒点群は目立ったフレア活動は起こしていませんが、
GOESのX線観測によると、Bクラスの小さな変動はずっと続いています。
今後活動を強めて、MクラスやCクラスの中小規模のフレアを発生させる可能性はあります。
引き続き注目してください。

また、太陽の南東(左下)側にも、小さな黒点が出現しています。


太陽風は、270km/秒から、310km/秒へわずかに上昇しています。
ACEのグラフでは、しっかり上昇しているように見えますが、
変化の幅は小さく、現在もかなり低速の太陽風です。
(27日周期の図で、全体を見るとよく分かります)

このため、磁気圏も概ね静穏です。


そして、今夜か明日くらいから、
コロナホールによる高速の太陽風がやって来ると予想されます。
現在の太陽風は、全く穏やかですが、
今後、磁場強度が強まり始めると、それは速度上昇の前兆です。

27日周期の図を見て下さい。
前周期は、先ず6月15日に磁場強度が高まり、続いて16日に高速の太陽風がやって来ています。
今回到来する高速風がどのくらいの規模になるか、
コロナホールの規模が弱まっている様子なので、注目されます。
高速風は、3日程度続くと思われます。



SOHO EIT195による太陽コロナ。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。
(c) SOHO (ESA & NASA)


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。