宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:55)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/ 8 --- ---
7/ 7 --- ---
7/ 6 --- ---

黒点  7/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
1084 1 α ---
1086 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:45 329 +0.1
-2 h 323 -1.0
-4 h 328 -0.1
-6 h 333 +0.2
-8 h 336 +0.6
-10 h 334 -0.9
-12 h 331 -1.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -10 -/ -
-2 h -9 -/ -
-4 h -9 -/ -
-6 h -9 -/ -
-8 h -11 -/ -
-10 h -10 -/ -
-12 h -9 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 6x10^3
7/ 8 0.4 7x10^3
7/ 7 0.5 7x10^3
7/ 6 0.4 7x10^3
7/ 5 0.4 8x10^3
7/ 4 0.5 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
太陽黒点 (SOHO)
太陽可視光 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙天気日報
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NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 7/ 3 13:29 600km/秒の高速太陽風が続いています。これから速度は低下に向かいそうです。
2010/ 7/ 4 13:54 太陽風の速度はやや下がりましたが、現在も高速です(580km/秒)。CMEが東西に発生しています。
2010/ 7/ 5 09:35 太陽風の速度は500km/秒に下がり、高速風は終わりに近づいています。300万アクセスを記録しました。
2010/ 7/ 6 12:17 太陽風は通常の速度に下がりました。新しい黒点が出現しています。
2010/ 7/ 7 11:22 太陽風は、350km/秒の低速風に変わっています。6月までの無黒点日の推移です。
最新のニュース

2010/ 7/ 8 10:55 更新
300km/秒台前半の低速太陽風が続いています。太陽はふたご座を通過中です。

担当 篠原

昨夜は七夕でしたが、天気はいかがでしたか。
夜空には夏の星座が輝いていますが、太陽はその反対の冬の星座の中にいます。
今日のSOHO LASCO C3写真によると、
ちょうどふたご座の真ん中を通過中のようです。

今日の1枚目の写真は、LASCO C3にふたご座の様子を重ねたものです。
すると、太陽は、兄のカストルと弟のポルックスにはさまれたところにいます。
SOHOの動画で、星座の姿を探してみて下さい。


さて、太陽風は、330km/秒まで速度が下がり、低速状態で落ち着いています。
磁場強度も3nTに弱まったままで、穏やかです。

このため、磁気圏活動も静穏です。
AE指数はほとんど変化していません。


穏やかな太陽風は、このまま週末にかけて続きそうです。
次の高速風は、27日周期の図を参考にすると、7月13日頃にやって来そうです。

SOHO EIT195を見ると、太陽の東半球(左側)の南北に、
コロナホールの黒い領域が見えてきました。


放射線帯の高エネルギー電子は、やや高めのレベルで安定しています。
高速風の到来まで、この状態が続きそうです。


太陽の黒点は、南西(右下)に1084黒点群が見えるだけです。
しかし、X線のグラフには、Bクラスの小さな変動が起きています。
EIT195では、太陽の東端から明るい領域が上がりつつあります。
ここで発生しているのかもしれません。
こちら側に回ってくるのを待ちましょう。



SOHO LASCO C3によと、太陽はふたご座の中に見えます。
(c) SOHO (ESA & NASA)、作図 : 宇宙天気ニュース


SOHO EIT195による太陽コロナ。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。