宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 7/ 8 10:55 更新 300km/秒台前半の低速太陽風が続いています。太陽はふたご座を通過中です。 担当 篠原 昨夜は七夕でしたが、天気はいかがでしたか。 夜空には夏の星座が輝いていますが、太陽はその反対の冬の星座の中にいます。 今日のSOHO LASCO C3写真によると、 ちょうどふたご座の真ん中を通過中のようです。 今日の1枚目の写真は、LASCO C3にふたご座の様子を重ねたものです。 すると、太陽は、兄のカストルと弟のポルックスにはさまれたところにいます。 SOHOの動画で、星座の姿を探してみて下さい。 さて、太陽風は、330km/秒まで速度が下がり、低速状態で落ち着いています。 磁場強度も3nTに弱まったままで、穏やかです。 このため、磁気圏活動も静穏です。 AE指数はほとんど変化していません。 穏やかな太陽風は、このまま週末にかけて続きそうです。 次の高速風は、27日周期の図を参考にすると、7月13日頃にやって来そうです。 SOHO EIT195を見ると、太陽の東半球(左側)の南北に、 コロナホールの黒い領域が見えてきました。 放射線帯の高エネルギー電子は、やや高めのレベルで安定しています。 高速風の到来まで、この状態が続きそうです。 太陽の黒点は、南西(右下)に1084黒点群が見えるだけです。 しかし、X線のグラフには、Bクラスの小さな変動が起きています。 EIT195では、太陽の東端から明るい領域が上がりつつあります。 ここで発生しているのかもしれません。 こちら側に回ってくるのを待ちましょう。 SOHO LASCO C3によと、太陽はふたご座の中に見えます。 (c) SOHO (ESA & NASA)、作図 : 宇宙天気ニュース SOHO EIT195による太陽コロナ。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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